第213回 POWER OCEAN CUP SUPER ROCK FISH 2025
| 第213回 | POWER OCEAN CUP SUPER ROCK FISH 2025 | 岩手県・大槌 | ロックフィッシュ |
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今大会の競技エリアは、大槌湾の北面に位置する大槌漁港一帯と、大槌川・小槌川を挟んだ対岸側の小枕漁港周辺。それらの海岸線のなかから競技エリアを指定。ポイントによってシャローからディープまで水深のバリエーションは幅広く、狙うポイントも足元の岸壁や近距離に沈む敷石、遠投射程圏内には砂地のなかにゴロ石や岩礁、海藻、アンカーブロックなどが点在します。近距離戦から遠投戦まで対応する三陸リアスの湾の特徴が盛り込まれたロケーションです。今回のメインターゲットとなる魚はアイナメとソイ。この時期のアイナメ攻略に大きく影響するスポーニングの状態は、通常であればアフタースポーンから回復へと移行しているはずですが、今季は季節進行の個体差が大きく、さらに射程圏に差している個体数も例年にくらべて非常に少ない状況。その一方、湾内には小型のマイワシが入っているようで、それをベイトとするクロソイの釣況は順調との情報。ナイトゲームでは50cmクラスの大型クロソイも出ているとの話なので、ローライトな状況下であればクロソイ狙いも選択肢に入ってきます。各選手がどんなゲーム展開をしてくるのか注目です。

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6:00前、ホテルを出発し一路、大槌漁港へと向かいます。今回、大会本部を置くのは大槌漁港最奥にある海づくり記念公園駐車場。会場到着後にタックルチェックを行い、時間は6:35。いよいよフライトコールとなります。8名の選手が一斉にポイントへと散っていきます。 ①:加我選手 まだ薄暗いなか、多くの選手が本部近くの⑤~⑧に展開しています。そのなかで目立つ動きをしていたのが小田島選手。⑤~⑥をかなり速いテンポでラン&ガンしている光景が目につきます。スピナーベイトで岸壁際を積極的に探っている様子。⑦の南側にある角に陣取ったのは川村選手。コールアップヘッド40g+パワーシャッド6”というインパクトの強いルアーをキャストして探っています。話を聞くと、既に良型のクロソイを1匹キャッチしたとのこと。目を凝らして海面を見てみると、たしかにベイトの群れがちらほら確認できます。「夜の余韻が残る朝はクロソイを狙う」という戦略で見事、スタートダッシュに成功しています。その近くでインザベイト18gをキャストしていたのは久保選手。久保選手もアイナメ1匹をキャッチした模様。⑧の最奥では笹山選手が足元の石積みの隙間を丁寧に探っています。驚いたことにキーパーサイズのアイナメ3匹をキャッチし、早々にリミットメイクしたとのこと。ここからスコアアップを目指して入れ替えを狙っていきます。①で得意の遠投ゲームを展開していたのは加我選手。アイナメ1匹をキャッチし、その後もバイトが続いているとのコメント。順調な滑り出しと言えます。 |
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フライトして約一時間が経過した7:40の段階での各選手の釣果は下の通り。 |
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10:15、①には上野選手と石本選手。ともにロングロッドを振って広範囲を探っています。この時点で上野選手はまだノーフィッシュ。ストップフィッシングまで、まだ時間はあるだけに何とか魚を手にしたいところ。10:40、③で遠投ゲームを展開していた小田島選手。同ポイントでリミットメイクまで順調にスコアを伸ばし、キッカーフィッシュを求めて別のポイントへと移動していきます。我々は一旦、本部近くまで戻り、⑦⑧を見て回ります。⑦には安田選手。朝から移動することなく、このポイントでゲームを継続。近距離、遠投と広角に探りながら打開策を模索しています。⑨へと向かう途中、久保選手の車とすれ違います。朝から変わらず積極的なラン&ガンをしています。⑨に到着し選手を探すと、ショートロッドを手にする川村選手の姿があります。時間帯やポイントによってガラッと違うゲームを展開している川村選手。引き出しの多さに驚きます。11:00過ぎ、⑦を巡回していた別の運営班から、安田選手がアイナメ2匹をキャッチしたとの情報が届きます。朝から決め打ちで粘ったことが遂に実を結んだ形に。リミットメイクまであと1匹です。11:30、②の先端にいた小田島選手のロッドが大きな弧を描きます。丁寧なファイトの末、ネットインしたのは待望のキッカーフィッシュ。さらなるスコアアップに向けて小田島選手のボルテージが上がります。12:00、①に加我選手を見つけます。しばらくすると隣に笹山選手がエントリー。競技時間は残り一時間弱。ここからドラマチックな大逆転劇は起きるのか?最後の最後まで一切気が抜けません。12:45、本部近くまで戻りつつゲームをするという選手が増えてくる時間帯にもかかわらず、まだ対岸でロッドを振る選手や本部とは逆方向へ移動をする選手が見えます。時間ギリギリまでスコアアップを目指すそのアグレッシブな姿勢にただただ感服する運営班。そして運命のストップフィッシング13:00。無事に全選手が戻り、ウエイインをむかえます。 |
優勝 川村 雅直
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アイナメ2匹、クロソイ1匹 3,490g 【comment】 【tackle】
【tackle】
【tackle】
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2位 石本 眞那斗
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アイナメ3匹 2,530g 【comment】 【tackle】
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3位 小田島 海斗
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アイナメ3匹 2,270g 【comment】 【tackle】
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4位 笹山 英幸アイナメ3匹 1,870g
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5位 安田 将耶アイナメ2匹 900g
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6位 加我 強至アイナメ1匹 470g
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7位 久保 修一アイナメ1匹 390g
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8位 上野 孝勇貴0g
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川村雅直選手が二連覇でP.O.C. SUPER ROCK FISH 第9代王者に!!
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P.O.C.スーパーロックフィッシュ史上初となる連覇で川村雅直選手が“2025年ノースロックフィッシュトーナメンター最強”の称号を掴み取りました。ウエイインした3匹のパターンがそれぞれ全く違うアプローチという離れ業。ハイスコアを築き上げるための的確な状況判断と、プレッシャーのかかった魚を釣るテクニックが冴えわたった圧巻の勝利でした。 |
P.O.C. SUPER ROCK FISH 2025を振り返り・・・
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北海道/東北2ツアー制以降、最多となる北海道ツアー213名、東北ツアー214名が参戦したパワーオーシャンカップ2025。年々熾烈さが増すトーナメントツアー、マスターズクラシックを勝ち上がってきた8名の猛者が繰り広げたP.O.C. SUPER ROCK FISH 2025。海水温上昇の影響もあり、一年を通して高めの水温で推移してきた三陸の海。それが一転して急激に低下し、一気にクリアアップ。また、魚たちの拠りどころとなる海藻が今季は少なく、射程圏に差している個体数が非常に少ないという難しい状況下での開催となりました。実際に蓋を開けると、バイトは少なく、攻略の糸口をつかみづらい、そんなタフな試合展開でした。そのなかでも、数少ない情報を手がかかりにしてきっちりと魚を引き出してくる選手たち。その姿に頂点まで勝ち上がってきたロックフィッシュトーナメンター達の凄みを感じることができた一戦となりました。 今大会開催にあたり、ご協力いただきました新おおつち漁業協同組合様、釜石ベイシティホテル様、大会を快く受けて入れていただました大槌の漁業者の皆様に心より感謝申し上げます。そして、パワーオーシャンカップ2025にご参加いただきました全選手の皆様に深く御礼申し上げます。 パワーオーシャンカップは、ロックフィッシュゲームの魅力、「SAVE THE FISH」の想いを一人でも多くのアングラーに伝えていけるようこれからも歩み続けます。来る2026シーズンも皆様からのエントリーをスタッフ一同、心よりお待ちしております。 最後に。漁港は漁業者の方々の職場です。釣りをする際や駐車するときは、声を掛けて確認するなど、ルールとマナーを守り、釣りを楽しむよう心がけてください。 |









































