第185回 POWER OCEAN CUP MASTERS CLASSIC 2022 東北 リザルト

開催日 タイトル 場所 対象魚
12月11日(日) 第185回 POWER OCEAN CUP MASTERS CLASSIC 2022 東北 宮城県・出島 ロックフィッシュ

 

 

 コロナ禍によって二年間の中断を余儀なくされ、2022年からようやく再始動に辿り着いたパワーオーシャンカップ。海水温の上昇による釣季・魚種の変動や、このコロナ禍によって変化した取り巻く環境など様々な面において手探りとなったシーズンも、いよいよ年内最後の一戦を迎えました。熾烈なトーナメントツアー東北を勝ち抜いた総勢19名の猛者が、2023年4月に開催を予定するP.O.C.スーパーロックフィッシュ2022への出場権を賭けて臨む「POWER OCEAN CUP MASTERS CLASSIC 2022 東北」です。
 決戦の舞台として選んだのは、宮城県牡鹿郡女川町「出島(いずしま)」。三陸リアス式海岸の南端となる牡鹿半島。その北側の付け根に浮かぶ周囲14kmほどの離島で、女川港からフェリーで渡ります。リアスの島らしく起伏に富んでおり、また本土からの距離が非常に近く、2024年には本土とつなぐ橋が架けられる予定です。パワーオーシャンカップとしては、2010年のP.O.C.マスターズクラシック東北以来の開催となります。今回の競技エリアとなるのは、リアスの恩恵を受けて、冬場でも比較的波が穏やかで、地形的な変化も多い「出島港」を選びました。
 今大会にクオリファイした選手の顔ぶれを紹介します。2019東北アングラーオブザイヤー・佐藤雄一選手、マスターズクラシック2019東北チャンプ・山崎健治選手。そして、2022ツアー第1戦優勝・川村雅直選手、3位・佐々木俊選手、第2戦優勝・森本正善選手、2位・戸澤直彦選手、第3戦優勝・川村倫弘選手、2位・古舘涼太選手、3位・坂本広宣選手、年間ランキング1位・小林拳人選手、2位・川嶋大作選手、5位・笹山英幸選手、7位・藤原朋樹選手、8位タイ・鈴木隆ノ介選手、8位タイ・松本怜大選手、11位・菅野勝一選手、12位タイ・大泉純輝選手、12位タイ・小田島良太選手、15位・齋藤晴喜選手というメンバー。権利重複選手を除いた総勢19名となります。マスターズクラシック東北発足時からクラシック皆勤出場という偉業継続中の佐藤雄一選手を筆頭に、クラシック常連の強豪ベテラン陣から、てっぺんを虎視眈々と狙う成長著しい中堅世代、さらに今回が初出場となるフレッシュな顔ぶれまで、非常にバリエーションに富んだ面々です。はたして「P.O.C. MASTERS CLASSIC 2022 東北」を制するのは誰なのか?ロックフィッシュトーナメンターの頂上決戦「P.O.C. SUPER ROCK FISH 2022」の出場権を掴むのは誰なのか?

 海の状況は、事前の情報によれば港内には多くのロックフィッシュが入っているようで、特に小型のアイナメの個体数が多く、ウエイイン率は高くなりそうというのが当初の予想。例年11月下旬から12月上旬は、アイナメのスポーニングがちょうど絡み、大型のアイナメがショアからの射程圏に接岸してくる頃合いです。今大会の舞台となる出島港でも50cmクラスのアイナメの実績が多い時期とのこと。大会当日は大潮明け一日目の中潮であることから、この潮でプリスポーンの魚が差し込んでいればビッグウエイトが期待できます。一方で、産卵とドンピシャで重なってしまうと口を使わなくなり激タフな展開になることも考えられます。吉と出るか凶と出るか、紙一重なタイミングです。
 プラクティスを行った選手達にヒアリングすると、大型アイナメの感触の話がちらほらと出ます。既に大型のアイナメは差してしまっているのか?6日間のプラクティスオフリミットを設けるマスターズクラシックにおいて、空白のこの数日間にスポーニングがどれだけ進行しているか気になるところです。
 次に、今回の競技エリアとなる出島港を解説します。直線距離にして南北約800m間に3つの漁港が連なります。北に小規模な漁港、中央にフェリーが入る大きな漁港、南に小規模な港という並び。北側の小漁港と中央の漁港の間には沖に鮹島が浮かび、その間は水道となっています。競技エリア内を一通り見渡しても、シャローからディープまで非常に変化に富んだロケーションです。

 迎えた大会当日。5:30頃、集合場所である女川港フェリー発着所に到着。天候は雨。夜中から本降りが続くあいにくの天気です。予報によればあと3時間もすれば雨は止み、曇りになる見込み。風は、冬らしく北風が終始吹くとの予報です。潮回りは先述の通り、大潮明けの中潮。満潮が6:24頃、干潮が10:38頃というタイドスケジュールです。集合時刻の6:00を前に、各選手が集まります。受付を行い、ミーティングを実施。今回は徒歩によるラン&ガン戦となるため、フライト抽選は行わず、スタートフィッシングのコールとともに一斉スタートとなります。フェリーを待つ間、そしてフェリーに乗っている時間は、情報交換をする選手もいれば、ゲーム前に集中をしている選手、休息をとる選手と様々。スタート前から既に戦いは始まっているようです。6:50、フェリーは女川港を出航。隣の江島、そして出島寺間港を経由して、7:50頃に目的地・出島港に到着。上陸し、全員の準備が整ったことを確認して、いよいよマスターズクラシック2022東北・スタートフィッシングのコールとなります。
 コールとともに選手が一斉に散っていきます。それぞれが向かう先を見てみると、この段階では北側へ展開する選手が6割、南側に展開する選手が4割といった印象。各選手がゲームスタートした頃を見計らって巡回を始めます。朝一の段階での各選手の配置を書き出します。北側の小漁港の防波堤に佐々木選手がエントリー。足元から沖まで広角に探っています。鮹島との水道エリアには松本選手と川村倫弘選手の姿。足元の基礎石の隙間を狙っています。中央の漁港北側の防波堤には、川村雅直選手、山崎選手、斎藤選手という勢いある若手たちが並びます。港側に目を向けると、戸澤選手、森本選手が港北面に陣取った様子。そして、港中央部付近で鈴木選手、藤原選手、小林選手、笹山選手、菅野選手…と多くの選手がロッドを振っています。南側の小漁港には、防波堤に佐藤選手、坂本選手、港内に川嶋選手がエントリー。この朝一のポイント選択がこの後どう影響するのか?

 しばらくすると中央の漁港に展開している選手のロッドが時折曲がります。しかし、その大半はノンキーパーのアイナメたち。また、話に聞いていた状況よりもバイト数が思いのほか少ない印象。この時期のアイナメは朝一よりも陽が上がってから活性が上向く傾向があるのでそれに期待したいところですが、想定よりも静かな立ち上がりに、選手も運営もこの後のシビアな展開を予感させられます。海中を見て回ると、中央の漁港内には所々に婚姻色のオスアイナメの姿が見えます。その動きを見る限り、差したてのフレッシュな状態ではなく、おそらくこの潮でミッドスポーンの状態になってしまった様子。こうなるとこの手の魚は口をなかなか使ってくれません。一方、ビッグスコアの鍵を握るスポーニングを意識したメスアイナメはというと、開始から時が経っても全く釣れた話は届かず、完全に行方不明状態。こちらも産卵直前から直後という状態になってしまった可能性大。こうなるとアイナメだけでスコアを伸ばしていくのは至難の業となってしまいます。そんな難局でも9:00を過ぎたあたりからキーパーサイズのアイナメやクロソイをキャッチする選手が出始めます。流石は激戦を勝ち抜いてきた猛者達です。まだこの時点ではリミットメイクしている選手はいないものの、1~2尾をキャッチしている選手が複数名います。10:00を過ぎたあたりから大きく移動をする選手の姿が見られます。バイト数が少ないタフな状況下では、足で釣果を稼ぐのも有力な一手です。その一方で、防波堤先端から微動だにせず遠投し続ける選手も数名。大型アイナメの回遊や、沖のストラクチャー周辺に定位しているであろうアフタースポーンのメスアイナメからのバイトを期待して粘るのも確かに一手です。また、ポイントによっては足元にメバルが多数、サスペンドしています。なかには30cm近いサイズも混じっているため、メバルを釣ってリミットメイクする戦略に切り替える選手も。動きの少ない局面で何か打開策となる手立ては無いのか?勝利に向かって選手達の思惑が交錯します。11:00頃、戦局に大きな変化は見られないものの、数名の選手はリミットメイクしています。アイナメでリミットメイクしている選手もいれば、ソイやメバル、カサゴのミックスバックでスコアをまとめる選手もいます。最終的な優勝スコアはいったいどのくらいになるのか?全く見えないまま時間が過ぎていきます。

 12:20頃から、中央の漁港でロッドを振る選手が増えていきます。一尾のキッカーフィッシュによって順位が大きくジャンプアップするだけに、最後まで気が抜けません。多くの選手が検量場所に集まっていた終了数分前、検量場所の横で諦めずにキャストを続けていた坂本選手がアイナメをキャッチし、入れ替えに成功。ギリギリまで決して諦めない姿勢が呼び込んだ価値ある一尾です。
 その一尾を最後に、遂にストップフィッシングの13:00をむかえます。選手全員が見守るなか、一人ずつコールされ、いよいよウエイイン。P.O.C. MASTERS CLASSIC 2022 東北の勝者が決まります。

【TOP3】

順位氏名重量(g)
1藤原 朋樹2560
2鈴木 隆ノ介2240
3坂本 広宣1290

優勝 藤原 朋樹

アイナメ×3尾 トータルウエイト2,560g

コメント:プラクティスは行えず、初見で臨んだ。ショートスピニングで手前を丁寧に狙うプランと、鮹島周辺をロングベイトロッドの遠投で探るプランの二本立てだった。フェリーから降りる際に岸壁に穴が開いているのに気がついたので、まずは岸壁際をやろうと、フェリー乗り場から北側へ展開。岸壁際をミノーSのジグヘッドリグで探ってみると、ノンキーパーはいるものの良いサイズは出てこず。その後、ロングベイトタックルに持ち替え、28gフリーリグを遠投し地形を探る。手前に大きな沈み根を見つけたので、スピニングタックルに持ち替え、1尾目となる30cmクラスのアイナメをキャッチ。ルアーは、バグアンツ2”(140 カスミスーパー)の7gビフテキリグ。そのファイト中にオスアイナメが数尾ついてきたので、まだアイナメがいると思い、同じアプローチで探ると2尾目のアイナメをキャッチすることができた。この魚が今日のキッカーフィッシュ。そこから大きく移動して、南側の小漁港防波堤先端にエントリー。佐藤選手が先行していたので、遠投を得意とする佐藤選手とは違うアプローチをしようと足元周辺を狙うことに。小さなイワシが回遊してきたタイミングで敷石と砂地の境目付近を探ると、アイナメ、クロソイ、アイナメと立て続けにキャッチ。ルアーは、テールカットチューンしたエコギア熟成アクア ミルフル3.3”(J03 青イソメ)。リグは7gビフテキリグ。今年は、はじめてツアー戦フル出場をして、年間ポイントでクラシック出場を目指していたのでとても満足している。

タックル

ロッド: 6’11”スピニング
ルアー&リグ: バグアンツ2”(エコギア)エコギア熟成アクア ミルフル3.3”(エコギア) + 7gビフテキリグ

2位 鈴木 隆ノ介

アイナメ×2尾、クロソイ×1尾 トータルウエイト2,240g

コメント:プラクティスは出来なかったので、前日何も持たずにロケーションハンティングだけした。敷石周りに婚姻色のオスアイナメや大型のメスアイナメが数尾見えていたので、それを狙うプランを練った。ライトリグで敷石周りを撃つプランと、ロングロッドでボトムをズル引きするプランの二手。自分のスタイルに合うエリアを選んでゲームを組み立てることにしていた。朝は中央の漁港南側で、沖のウィードパッチや、手前の敷石と砂地の境目を狙った。9:00頃、1尾目となるクロソイをキャッチ。ファーストフォールで喰ってきた。ルアーは、テールカットチューンをしたリングマックス パワーオーシャン3”(463 ボトムバーサタイル)の21gフリーリグ。その後、同様のアプローチでキーパーサイズのアイナメ2尾をキャッチ。トータルウエイト1kgちょっとでリミットメイクできた。その後は停滞気味だったので、鮹島対岸で穴打ちするなどの違うプランも頭をよぎったが、11:30過ぎに巡航フェリーが来る事を考えてフェリー乗り場近くに移動。巡航フェリーが出航後、状況が変化したタイミングを狙い、キッカーフィッシュとなるアイナメをキャッチ。入れ替えに成功した。ルアーは変わらずテールカットチューンをしたリングマックス パワーオーシャン3”(463 ボトムバーサタイル)の21gフリーリグ。これで勝利を確信していたが結果、優勝できなかったので、嬉しさ半分、悔しさ半分という感じ。スーパーロックは初出場なので頑張りたい。

タックル

ロッド: 9’09”スピニングロッド
ルアー&リグ: リングマックス パワーオーシャン3”(エコギア) + 21gフリーリグ

3位 坂本 広宣

 

アイナメ×2尾、クロソイ×1尾 トータルウエイト1,290g

コメント:プラクティスは先週の土曜日に一回行っていた。その時は、鮹島よりも北側は活性が低く、それよりも南側の方が好感触だった。また、ルアーにかかってきたウィードにワレカラが付いており、季節的に見ると楽に捕食できるキーベイトだと考えた。朝一に向かったのは南側の小漁港。防波堤中央部あたりから、港内のボトムに沈む障害物を丁寧にズル引きで探った。8:30頃、1尾目のアイナメをキャッチ。アフタースポーンのメスだった。ルアーは2"シュリルピン(361 チアユメロン)の10gビフテキリグ。9:00頃、防波堤先端に移動し、内向きにキャスト。それで2尾目のアイナメをキャッチ。ルアー、アプローチは同じ。ボトムをズル引きして、止めたときにバイトが出た。その後はしばらく釣れなかったので、場所を休める意味で中央の漁港側へ小移動。しかし、ノーバイトだったため、11:30前に再び朝のエリアに戻った。戻ってみると周囲の選手が防波堤外面でクロソイをキャッチしていたので、試しにクロソイ狙いをしてみると3尾目のキーパーとなるクロソイをキャッチ。これでリミットメイク。ルアー、リグは朝と同じ。ウエイインの時刻が近くなり、検量場所の横でギリギリまで粘り、12:57、4尾目のキーパーとなるアイナメをキャッチ。入れ替えに成功した。ルアーは2”シュリルピン(004 ウォーターメロン ブラックFlk.)の10gビフテキリグ。前回出場したスーパーロック岩手県・宮古は、北海道勢に表彰台を独占されて悔しかったので、自身二度目のスーパーロックは東北勢として頑張りたい。

タックル

ロッド: 7’11”スピニングロッド
ルアー&リグ: 2”シュリルピン(ノリーズ) + 10gビフテキリグ

【総評】

 12年ぶりの開催となった宮城県出島でのP.O.C.マスターズクラシック。当初はビッグスコアも期待されましたが、アイナメのスポーニングとタイミングが重なってしまったために想定外の激タフな展開となりました。しかしながら、状況が難しければ難しいほど、上位入賞するためにスコアをどうやって積み上げていけばよいのか…技術はもちろん、経験や観察力、実行力、メンタルなど持てるものを全てつぎ込んで戦う選手達の姿に、ツアー戦の決勝たるマスターズクラシックらしさを感じられた一戦となりました。今回は上位3名に届かなかったものの、4位の川村倫弘選手、5位の戸澤選手、6位の佐藤選手、佐々木選手といった強豪ベテラン勢に共通していたのは、スコアアップが難しい状況をいち早く感じて、まずは確実にリミットメイクをし、そこからキッカーを狙うという姿勢。熾烈な東北ツアーで長年戦い続け、成績を残し続ける百戦錬磨の戦い方を垣間見ることができました。今回優勝の藤原選手、2位の鈴木選手、3位の坂本選手をはじめ、成長著しい若手メンバーが続々と育ってきている近年の東北ツアー。ベテランと若手が刺激し合って熾烈さがさらに増していくことは間違いありません。今後が非常に楽しみです。
 今大会の結果、POWER OCEAN CUP SUPER ROCK FISH 2022クオリファイメンバーが確定。東北ツアー代表を勝ち取ったのは、小林拳人選手、藤原朋樹選手、鈴木隆ノ介選手、坂本広宣選手の4名です。開催日は、年が明けて2023年4月23日の予定。少し先になりますが、はたしてどんな熱い戦いが待っているのか…期待に胸が膨らみます。
 今大会を開催するにあたり、会場をお貸しいただきました女川町様、女川漁業協同組合出島支所様、そして大会を受け入れていただきました出島の方々に心より感謝申し上げます。
 この大会を通して、多くの出島の住民の方々からあたたかいお声をかけていただきました。こんな素晴らしい環境で釣りができる喜びを改めて感じることができたとともに、これからもこの環境を維持できるように、我々釣り人がマナーをしっかりと守り、意識をもって行動をしていかなければと強く感じました。また、アイナメはスポーニングシーズンに入りました。ファイト、ランディング、リリース時の魚のケアにより一層気をつけていただけると幸いです。これからも末永く釣りを楽しむためにご協力よろしくお願い致します。

結果

4位 川村 倫弘

5位 戸澤 直彦

6位 佐々木 俊

6位 佐藤 雄一

8位 川村 雅直

9位 松本 怜大

10位 山崎 健治

11位 笹山 英幸

12位 小林 拳人

13位 小田島 良太

13位 古舘 涼太

15位 森本 正善

16位 大泉 純輝

 
順位氏名重量(g)P.O.C. SUPER ROCK FISH 2022 出場権
1藤原 朋樹2560 P.O.C. MASTERS CLASSIC 2022 東北1位により獲得
2鈴木 隆ノ介2240 P.O.C. MASTERS CLASSIC 2022 東北2位により獲得
3坂本 広宣1290 P.O.C. MASTERS CLASSIC 2022 東北3位により獲得
4川村 倫弘1210  
5戸澤 直彦1200  
6佐々木 俊1080  
6佐藤 雄一1080  
8川村 雅直1000  
9松本 怜大970  
10山崎 健治710  
11笹山 英幸620  
12小林 拳人570 P.O.C. 2022 東北ツアー アングラーオブザイヤーにより獲得
13小田島 良太410  
13古舘 涼太410  
15森本 正善300  
16大泉 純輝220  
17川嶋 大作0  
17菅野 勝一0  
17齋藤 晴喜0
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