第181回 POWER OCEAN CUP 2022 トーナメントツアー東北 第2戦 山形/新潟県・庄内下越 リザルト
開催日 | タイトル | 場所 | 対象魚 |
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7月10日(日) | 第181回 POWER OCEAN CUP 2022 トーナメントツアー東北 第2戦 山形/新潟県・庄内下越 | 山形/新潟県・庄内下越 | ロックフィッシュ |
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パワーオーシャンカップトーナメントツアー東北の夏といえば庄内下越を舞台に戦う日本海バトル。近年は8月下旬に開催してきましたが、メインターゲットとなるキジハタのシーズンスタートが年々早まっていることを考慮して、今回は7月初旬の開催。例年とは一味違う展開を期待します。 7月初旬に発生した台風4号の影響が心配されましたが、台風が南寄りに進路を変えたことにより大きな影響を受けることなく大会当日を迎えることができました。今回のエントリーは81名。遠くは北海道、埼玉、茨城からのエントリーもいただき感謝申し上げます。 大会競技エリアは、北限を酒田港、南限を笹川流れとする直線距離にして約80kmの大舞台。地磯、波止、サーフと変化に富み、様々なゲームプランで向き合うことが可能です。大会前日に現場を回った際に出会った選手からは手ごたえのあるプラクティスが出来ているという声が多く聞こえ、いつも以上に期待が高まります。 |
一夜明け3:30、大会本部となるマリンパークねずがせき特設本部に到着。既に多くの選手が集合しており、定刻通り4:00より受付開始。新型コロナウイルス感染拡大防止対策として検温、手指消毒、マスク着用、ソーシャルディスタンス確保等を行い、受付を完了。その後、ミーティングへと進めます。そして4:45頃、3年ぶりの夏の日本海バトルが遂にフライト。抽選できまったフライトナンバーをもとに、20台ずつコールされていきます。車の向かう方向を気にして見ていたところ、北へ進路を向ける選手が多い印象を受けました。 |
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全選手がフライト後、各エリアのチェックを開始します。本部に近い鼠ヶ関漁港周辺は、過去大会を振り返ってみても実績ポイントということもあり、多くの選手がエントリーしています。一部の選手に状況をヒアリングしてみると、バイトはあるもののキーパーぎりぎりの魚が多いとのこと。リミットメイクからのサイズアップに期待します。温海、米子、五十川、堅苔沢と見回りますが、選手の姿はまばら。北端となる酒田港まで車を走らせ、人気ポイントである酒田港南防波堤をチェックします。想定よりも選手の姿は少なく、先端付近に10名程度という状況。話を聞くと、早々にリミットメイクをしている選手もおり、多くの選手が魚をキャッチしている模様。ただ、ここも全体的にサイズが伸びていない様子。前評判通り、魚は多いなかで、いかにキッカーフィッシュを絡めるかが鍵となりそうです。 |
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終始穏やかな天候に恵まれたなか、検量時刻の12:00。数名の選手がライブウエルを持ち込みます。良いサイズのキジハタも複数ウエインされ、あきらかに例年とは違う展開を実感。12:30頃になると、続々と選手が帰ってきます。プラクティスでは非常に好調だったという事前情報の通り、検量を待つ選手の列が途切れません。いつもの日本海バトルとは全く違う光景に思わず笑みがこぼれます。結果、81名中58名の選手がウエイイン。日本海バトル史上最高の71.6%という高いウエイイン率となりました。 |
TOP3
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優勝 森本 正善
キジハタ×2尾、カサゴ×1尾 トータルウエイト2,110g コメント:プラクティスは3回行った。好調だったため、ハイウエイト戦を想定していた。フライトして向かったのは新潟県寝屋鵜泊の磯。山影で7:00頃まで陽が差し込まないこともここを選んだ理由。磯の先端に入りカサゴを狙うプランだったが、到着時には既に一般のロックフィッシュアングラーが先行していたため、プランを変更し、消波ブロック周り狙いに切り替えた。プラクティスではベイトとしてイワシが接岸していたが、今日は小型のサヨリに変わっていた。どちらもキラキラ系ベイトなのでバグアンツ2”(323 北陸クリアホロ)の10gテキサスリグを選んだ。着底後にパンッと一回しゃくってから、その後スローにリフトすることでフォール時間を稼ぐのが、自分のキジハタ攻略スタイル。これで早々に800g強のキジハタをキャッチ。その後、遠投による沖根のスリット狙いに変更。プラクティスで良かったピンスポットを撃ち、キッカーフィッシュとなる900gクラスのキジハタをキャッチ。ルアーはバグアンツ2”(323 北陸クリアホロ)の35gビフテキリグ。その後、本命ポイントにいた先行者が抜けたので移動。カサゴを数釣りながらリミットメイク、そして潮止まりの10:00頃に入れ替えにも成功。その後はバイトが無くなったので釣りをせず、ライブウエルの海水を入れ替えるなど魚のケアに徹底した。 タックル:
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2位 戸澤 直彦
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キジハタ×2尾、ムラソイ×1尾 トータルウエイト1,770g コメント:朝向かったのは新潟県碁石海岸の磯。プラクティスの段階で、新潟方面の方がキジハタのアベレージサイズが良いことを把握していた。また、暗い時間に活性が高いキジハタだけに、陽の差し込むまで少しでも時間を稼げるように山影を背負える磯、そして潮通しが良く、水深のある磯を選んだ。到着時には既に一般のアングラーが3~4名エントリーしており、その後、選手も5名ほどエントリー。プラクティスでは潮が走っている状況なかで45cmクラスのキジハタをキャッチしていたため、潮が効いてくれば自ずと時合いがやってくるであろうと考え、ゲームをスタート。まずは手前をロックマックス4”(323 北陸クリアホロ)の17.5gテキサスリグで探る。ボトムに着いた後、速めのリーリングでスイミング、数回転巻いたら再びフォールというパターン。丁寧にボトムをリフト&フォールすると小型の魚のバイトが避けられず、速めのスイミング気味のアプローチであれば喰ってくる魚のアベレージサイズが良いため。幸先よく一投目から40cmアップのキジハタをキャッチすることに成功。しばらくして磯内でも水深のある側に小移動。グラスミノーL(276 リアルベイトフィッシュ)の21gフリーリグで探り、40cmクラスのキジハタをキャッチ。8:00過ぎにサザエ捕りの船が多く入ってきてしまったため移動することに。プラクティスで良かったエリアを転々と入りながら、笹川流れの磯でムラソイをキャッチし、入れ替えに成功。ルアーは、ロックマックス4”の21gフリーリグだった。 タックル:
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3位 川村 雅直
キジハタ×3尾 トータルウエイト1,570g コメント:山形県鼠ヶ関弁天島の磯にエントリー。朝一はバルト4”(171 ナチュラルゴールド、365 赤金)+イワシヘッド14gのスイミングで約20m先の根回りを探る。陽が上がってきたタイミングでバイトが出始め、5尾ほどキジハタをキャッチ。6:00過ぎ、リングマックスバス4.2”(299 ステインワカサギ、387 スモーキンベイトフィッシュ)の21gビフテキリグにスイッチ。60mほど先の根回りを狙い、キジハタをキャッチ。その後、再び約20m先の根回りに狙いを切り替え、リングマックスバス5.3”(351 バンドウカワエビ)の10gビフテキリグでアプローチ。キジハタをキャッチすることができた。プラクティスの段階から跳ね上げるようなスピードのあるリフト&フォールが効果的だった。また、シルエット大きなルアーの方が反応も良かった。キャッチしたキジハタは全て30cm前後と粒がそろっていた。アングラーオブザイヤーを目指して頑張りたい! タックル:
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総評
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2019年以来、3年ぶりの開催となった東北ツアー“夏の日本海バトル”。開催時期が7月初旬となったことでプリスポーンのキジハタや、まだ深場に落ちていないアイナメも混じる可能性がある時期での開催となり、例年以上に期待が膨らむ大会となりました。プラクティスの段階からベイトフィッシュの接岸が多く、メインターゲットのキジハタをはじめ、カサゴ、ムラソイ、メバルなどが非常に良く釣れており、良い流れのまま大会当日を迎え、期待通りの好釣果に恵まれた結果となりました。エリアで分けて見ると、前日の風向きによりベイトフィッシュの接岸が顕著にみられた新潟県側で大型のキジハタが複数キャッチされ、その一方で山形県側では魚のサイズが伸びなかったというのが大会当日の釣況。また、シーバスもロックフィッシュと同様によく釣れている状況だったため、シーバスアングラーとのポイントバッティングを想定してゲームを組み立てるという、例年とは一味違った試合でもありました。その他、サザエ・岩ガキの開口のタイミングと重なったこともゲームを左右するファクターとなりました。例年とは色々様子が異なる大会となりましたが、パワーオーシャンカップ史上でも記録に残る日本海バトルとなりました。 |
結果
順位 | 氏名 | 重量(g) | 獲得ポイント |
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1 | 森本 正善 | 2110 | 100 |
2 | 戸澤 直彦 | 1770 | 98 |
3 | 川村 雅直 | 1570 | 96 |
4 | 梅津 昌樹 | 1530 | 94 |
5 | 多田 健太 | 1490 | 92 |
6 | 川嶋 大作 | 1440 | 90 |
7 | 小林 拳人 | 1380 | 88 |
8 | 古舘 涼太 | 1330 | 86 |
9 | 伊藤 一志 | 1300 | 84 |
10 | 佐藤 雄一 | 1120 | 82 |
11 | 山内 一宏 | 1090 | 80 |
12 | 齋藤 晴喜 | 1060 | 78 |
13 | 高橋 拓也 | 1000 | 76 |
14 | 藤原 朋樹 | 960 | 74 |
15 | 鈴木 崇 | 900 | 72 |
16 | 笹山 英幸 | 890 | 70 |
17 | 小田島 良太 | 870 | 68 |
18 | 菅野 勝一 | 860 | 66 |
19 | 相内 栞太 | 830 | 64 |
20 | 大泉 純輝 | 820 | 62 |
21 | 武山 潤 | 800 | 60 |
22 | 成田 昌克 | 770 | 58 |
23 | 鈴木 隆ノ介 | 730 | 56 |
24 | 小野 政隆 | 670 | 54 |
25 | 木川 俊樹 | 640 | 52 |
26 | 佐々木 俊 | 580 | 50 |
26 | 松本 怜大 | 580 | 50 |
28 | 安達 利朗 | 550 | 46 |
28 | 安達 裕輔 | 550 | 46 |
28 | 小山 彬帆 | 550 | 46 |
31 | 菊池 和樹 | 490 | 40 |
31 | 中村 渡 | 490 | 40 |
33 | 千葉 達矢 | 480 | 36 |
34 | 小田島 海斗 | 440 | 34 |
35 | 菊池 勇貴 | 420 | 32 |
36 | 村山 栄宏 | 400 | 30 |
37 | 山舘 嘉昭 | 380 | 30 |
38 | 佐々木 晃太 | 370 | 30 |
38 | 吉田 和哉 | 370 | 30 |
40 | 小野寺 陸人 | 350 | 30 |
40 | 横田 賢一 | 350 | 30 |
42 | 真木 亮裕 | 340 | 30 |
43 | 岩崎 竜美 | 330 | 30 |
44 | 菅 雅哉 | 320 | 30 |
45 | 金森 淳 | 290 | 30 |
46 | 木村 康士 | 250 | 30 |
47 | 糠盛 奨 | 230 | 30 |
47 | 宮嶋 平 | 230 | 30 |
49 | 小山 令 | 220 | 30 |
50 | 栄浪 克康 | 210 | 30 |
50 | 山崎 健治 | 210 | 30 |
52 | 斎藤 啓 | 190 | 30 |
53 | 下山 誠 | 180 | 30 |
54 | 鹿野 栄健 | 170 | 30 |
55 | 今野 祐治 | 160 | 30 |
55 | 高橋 雄介 | 160 | 30 |
57 | 小野 友哉 | 130 | 30 |
57 | 久保 修一 | 130 | 30 |
59 | 太田 千湖 | 0 | 30 |
59 | 大山 愛華 | 0 | 30 |
59 | 尾形 英一 | 0 | 30 |
59 | 小野 由紀 | 0 | 30 |
59 | 川島 浩平 | 0 | 30 |
59 | 菅野 亜衣 | 0 | 30 |
59 | 菅野 潤一 | 0 | 30 |
59 | 木村 雄斗 | 0 | 30 |
59 | 熊谷 捷紀 | 0 | 30 |
59 | 佐藤 郁也 | 0 | 30 |
59 | 志賀 康英 | 0 | 30 |
59 | 鈴木 泰洋 | 0 | 30 |
59 | 高橋 裕之 | 0 | 30 |
59 | 沼倉 貴広 | 0 | 30 |
59 | 浜 幸生 | 0 | 30 |
59 | 松澤 孝浩 | 0 | 30 |
59 | 松澤 真理子 | 0 | 30 |
59 | 南 文雪 | 0 | 30 |
59 | 八鍬 寿也 | 0 | 30 |
59 | 若山 海斗 | 0 | 30 |
59 | 若山 静哉 | 0 | 30 |
59 | 渡部 広太 | 0 | 30 |
59 | 亘理 和輝 | 0 | 30 |
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