第155回 POWER OCEAN CUP 2019 トーナメントツアー九州 第2戦 鹿児島県・谷山一文字 リザルト
開催日 | タイトル | 場所 | 対象魚 |
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9月29日(日) | 第155回パワーオーシャンカップ2019トーナメントツアー九州第2戦 | 鹿児島県・谷山一文字 | ロックフィッシュ |
週間天気では雨続きの予報に加え、南海上に台風も発生し、天候が心配された9月29日(日)。結果として予報は大きく外れ、真夏のような強い日差しの中、鹿児島県・谷山一文字にて第155回パワーオーシャンカップ2019トーナメントツアー九州第2戦が開催されました。今大会には折本隆由プロもゲスト選手として参戦。参加選手は前回の第1戦を上回る総勢42名のエントリーとなりました。多くのご参加をいただきましたこと、この場を借りて心より感謝申し上げます。 |
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早朝の谷山漁港にそれぞれの思惑を持った選手たちが集結。4:50の受付終了後、渡船を開始しました。全員が沖堤防に上陸を済ませ、夜明けの空が美しい茜色に染まり始めた頃、レギュレーションミーティング。この日は満潮時間が7:12、干潮時間は13:33で、第1戦と同じような潮廻り。そのため今回も干潮のタイミングが渡船の帰港に支障をきたす恐れがあったことから、通常より競技時間を15分短縮。その分、少しでも選手に長く釣りをしてもらうために競技開始を前倒しして5:55スタート!開始のコールとともにその場ですぐにキャストを始める選手、タックルを携えて自分の信じたポイントへと北に南に足早に向かう選手…。ここに11:45までの戦いの火蓋が切って落とされました。 |
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堤防の上には日陰が無くなったウエイイン開始時間の10:45。ごく少数の選手がウエイインに来た以外は、ほとんどの選手が帰着する様子もなくロッドを振っていました。情報によれば、キーパーをキャッチしている選手は多く、3匹のリミットを揃えているのは朝一のタイミングをうまく捉えた選手のようです。そして11:00を過ぎた頃から徐々に帰着する選手が増えてきました。朝イチに釣られた魚が多いと聞いていたので、時間が経った分、魚のコンディションを心配しながらのウエイインでしたが、エアレーター付きライブウェルを使用した選手たちはこまめに水を入れ替えたり、氷を入れて水温が上がらないようにしたり、またスカリを使う選手も常に魚の状態に気を配って頻繁にチェックを繰り返していたこともあって、なんとデッドフィッシュが1匹もいない、運営陣としても大変嬉しいウエイインとなりました。結果、43名中31名、73.8%の高いウエイイン率。思いもよらないビッグフィシュも飛び出した今大会の結果は… |
【TOP3】
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優勝 石原祥太郎
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優勝は鹿児島県鹿児島市在住の大学生、石原祥太郎選手。40アップを含むオオモンハタ2匹とハタ類(タマカイ×クエのハイブリッド)1匹(2,070g)をウエイイン。パワーオーシャンカップ九州でのオープン戦、ツアー戦を通じてのレコードウエイト4,120gを樹立しました。実は運営スタッフに「朝の2時間…」と言っていたのは石原選手。狙い通りのゲーム展開で初優勝を勝ち取りました。同じ大学の仲間たちと一緒によく釣りに行くそうですが、移動は基本的には自転車で、今回も1時間走ってきて参加。日頃鍛えた健脚と若さを武器に、最終戦にも期待がかかります。 コメント:普段からこの谷山一文字で釣りをしていて、今回は「朝マズメ+潮が止まる前の2時間」が重要と分かっていたので集中して狙って釣りました。釣った場所は大会本部から北側の内向きエリアの足元敷石沿い。スタートして約1時間で40オーバー1匹を含むオオモンハタ3匹と、一番大きいハタ類の計4匹のキーパーを釣りました。リグは18gのオフセットジグヘッド&ブレードにパワーシャッド4“(328 UVリアルイワシ)を使用。釣り方は「ハンドルを5回転してからのカーブフォール」で、ボトムを中心に狙いました。バイトはフォール中に集中して、一番大きいハタ類が掛かった際には明らかに今までとは違うサイズだと確信しました。ランディングネットが無かったので4ヒロ取っていた8号フロロリーダーを信じて手で抜き上げました。最近この場所で何度かリーダーを切られたことがあったので、それなら太くしようと8号リーダーを使用していたのが良かったです。最終戦の佐賀県は自転車だと遠いですが、何とか移動手段を考えて参戦したいと思います。 タックル:
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2位 原田善広
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準優勝は、鹿児島県鹿児島市在住の大学生、原田善広選手。キッカーとなる1,570gのキジハタを頭に、キジハタ2匹、オオモンハタ1匹のトータル2,610gでリミットメイク。優勝した石原選手とは同じ大学に通う釣り仲間で、ワン・ツーフィニッシュを決めました。また第1戦4位、第2戦準優勝という結果により、現在の年間ポイントは192。九州シリーズのポイントリーダーに躍り出ました。大会前日に小売店で折本さんと出合い、その時に購入したキジハタグラブ4”が活躍したそうです。 コメント:スタートして最初にエントリーしたのが大会本部より南側の内向き、堤防が曲がっている近辺。バグアンツ3”(385 ソフトシュリンプ)の14gテキサスリグを使用。1投目でバイトがあり、上がってきたのが今回のキッカーでもある45cm・1,570gのキジハタでした。その後はキジハタグラブ4”の17.5gテキサスリグを使用。基本的にはズル引きでしたが、潮が動いて活性が上がったと思った時にはリフト&フェールに切り変えて活性の良い魚狙っていたら、リフトの頂点でバイトがあり2匹追加しました。キーパーは6匹釣れましたが、フィールドの状況を見てその時に最適だと思ったリグのサイズ感、カラー、動きの質を組み合わせて狙ったのが良かったと思います。最終戦はA.O.Y.獲得を狙って頑張ります。 タックル:
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3位 安永沙紀
3位を獲得したのは今回参加の女性アングラー4名の中の一人、宮崎県宮崎市からエントリーの安永沙紀選手。キッカーとなる960gを含む3匹のオオモンハタでのウエイイン。トータルウエイト2,240gとスコアをまとめ、堂々の3位入賞です。安永選手はスタート直後から大会本部近くにエントリーしていた多くの選手の中でも目立って魚を釣っていて、その釣りは実に丁寧。普段からロックフィッシュをやり込んでいることを感じさせてくれました。最終戦も表彰台を目指して頑張って欲しいと思います! コメント:初めて来た場所で、基本的には良く分かっていませんでしたが、最初に入った大会本部から北側に100m行ったあたりの内向きでバイトがあり、何かあると思って丁寧にバグアンツ3”(471 リアルイソガニ)の34g直リグでボトムをひたすらチョンチョンして誘いました。その後、色々移動もしてみたのですがやっぱり最初の場所が気になって、ほぼ1日中同じ場所で粘って5匹のキーパーサイズが釣れました。釣れると思った場所で粘り続けたことが良かったのだと思います。 タックル:
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【総評】
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パワーオーシャンカップのツアーシリーズでは稀な2大会連続開催となった鹿児島県・谷山一文字戦。初戦の上位入賞者が優位となってしまう懸念もありましたが、開催して感じたのはそんなことは覆してやる!という選手の気持ちとやる気でした。同じ場所での開催でも「勝ちたい!」という選手の気持ちが結果として表れ、季節が違えば狙うターゲットもポイントも違う、場所を知っているから勝てるわけではないという、これがトーナメントだ!ということを改めて感じさせてくれた大会でした。 |
結果
順位 | 氏名 | 重量(g) | 獲得ポイント |
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1 | 石原 祥太郎 | 4,120 | 100 |
2 | 原田 善広 | 2,610 | 98 |
3 | 安永 沙紀 | 2,240 | 96 |
4 | 坂本 厚 | 1,840 | 94 |
5 | 村上 正樹 | 1,570 | 92 |
6 | 若松 伸二 | 1,510 | 90 |
7 | 村上 達志 | 1,340 | 88 |
8 | 松本 尚久 | 1,290 | 86 |
9 | 小屋敷 亮介 | 1,270 | 84 |
10 | 梅永 大志 | 1,140 | 82 |
10 | 恵畑 絢耶 | 1,140 | 82 |
12 | 吉木 治 | 1,130 | 78 |
13 | 瀬戸 浩司 | 1,020 | 76 |
14 | 地頭方 隼人 | 980 | 74 |
15 | 山内 秀晃 | 950 | 72 |
16 | 硎屋 孝也 | 860 | 70 |
17 | 平岩 秀一郎 | 810 | 68 |
18 | 田中 もきぎ | 790 | 66 |
19 | 山之内 尚史 | 770 | 64 |
19 | 渡邊 悠斗 | 770 | 64 |
21 | 中村 優 | 730 | 60 |
22 | 豊倉 嵩文 | 680 | 58 |
23 | 河野 大輔 | 570 | 56 |
24 | 関 正樹 | 450 | 54 |
25 | 小河 正宜 | 440 | 52 |
26 | 古賀 誠 | 410 | 50 |
27 | 春田 奈央子 | 330 | 48 |
27 | 山内 博人 | 330 | 48 |
29 | 村上 禎範 | 290 | 44 |
30 | 安永 勇 | 260 | 42 |
31 | 山中 雄太 | 230 | 40 |
32 | 安楽 航希 | 0 | 30 |
32 | 安楽 成人 | 0 | 30 |
32 | 後迫 智也 | 0 | 30 |
32 | 小川 隆司 | 0 | 30 |
32 | 北原 千幹 | 0 | 30 |
32 | 好士崎 毅 | 0 | 30 |
32 | 好士崎 宏 | 0 | 30 |
32 | 鷺山 善 | 0 | 30 |
32 | 立花 考介 | 0 | 30 |
32 | 堀川 輝美 | 0 | 30 |
32 | 光益 宏紀 | 0 | 30 |
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