第153回 POWER OCEAN CUP 2019 トーナメントツアー東北 第2戦 山形/新潟県・庄内下越 リザルト
開催日 | タイトル | 場所 | 対象魚 |
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8月25日(日) | 第153回 パワーオーシャンカップ2019 トーナメントツアー東北 第2戦 | 山形/新潟県・ 庄内下越 |
ロックフィッシュ |
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当初7月7日に開催を予定していました第153回 パワーオーシャンカップ2019トーナメントツアー東北 第2戦。6月18日に発生した地震の影響を考慮し、開催日を8月25日(日)に延期。選手、運営ともに待ちに待った開催となりました。戦いの舞台は、夏の東北ツアーといえばここ!「日本海」です。トーナメントエリアは、山形県酒田港から新潟県笹川流れまで。二県に跨っての東北日本海バトルに総勢78名の選手が集まりました。開催日変更という状況のなか、多くのエントリーをいただきまして心より感謝申し上げます。 |
大会当日4:00前。大会本部を置く鼠ヶ関マリーナ駐車場には、すでに多くの選手が集まっています。しかし、まだ夜が明けない黒い空からは激しい雨が降り注ぐ最悪の状況。予定通り4:00より受付を開始するも、あまりの風雨に中断せざるをえない状況に・・・。一時は開催が危ぶまれましたが、徐々に落ち着く予報が出ているため、受付、タックルチェックを行いつつ、天候の回復を待ちます。予定より少し時間をおした4:50、雨が弱まったタイミングでレギュレーション、エリア確認のミーティングを実施。そして、東北ツアー恒例の尾形和尚による爆釣・安全祈願を行い、5:10、遂に東北ツアー第2戦のフライトとなりました。フライトNo.ごとに北へ、南へと選手が散っていきます。 |
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朝の雨がまるで嘘のように青空が広がる11:00。検量開始の時刻ですが、まだ誰も帰ってきません。本部から見える範囲に20名近くの選手がロッドを振っています。まったく帰ってくる気配を感じないところを見ると、鼠ヶ関でも釣果が出ていると思われます。何とかキーパーを一尾絞り出せれば・・・そんな空気感が、離れた我々のもとへもひしひしと伝わってきます。11:30頃から徐々に選手が並び始めます。その列が意外にも途切れません。海の状況から釣果を心配していましたが、良い意味で裏切られたウエイインとなりました。結果、78名中46名がウエイイン。率にすると59.0%と、昨年に続き高水準となりました。 |
【TOP3】
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優勝 佐久間 和希
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2019東北ツアー第2戦を制したのは、宮城県大崎市からエントリーの佐久間和希選手。キジハタ1尾、カサゴ2尾でリミットメイクし、トータルウエイト940gをメイク。全選手がサイズアップ、リミットメイクに苦しむなかで、唯一の900g台を持ち込み、自身初となるP.O.C.ツアー戦の頂点に立ちました。おめでとうございます! コメント: プラクティスには7月から8月の頭にかけて数回入っていた。庄内は以前からちょくちょく釣りに来ていて馴染みあるエリア。フライトして向かったのは、碁石エリアの磯。前日からのうねりが多少残っていたので、少しでも影響が少ないエリアとして碁石を選んだ。ほかにも複数の選手が碁石にはエントリーしていた。うねりは少ないとはいえ、多少残っていたため、ロングキャストせずに中距離でのリアクション的なゲームをメインに組み立てていった。ルアーはバグアンツ2”(451 チラチラ挑発クロー)。リグは14gビフテキリグ。ボトムをとったら二回跳ね上げてフリーフォール・・・この繰り返しで探った。6:30ぐらいにまずキジハタをキャッチ。7:00頃に20cmクラスのカサゴをキャッチした。その後もバイトはあるがなかなかフックアップせず。8:15過ぎにようやくキーパーサイズのカサゴをキャッチしてリミットメイクに成功。ベイトも確認できていたので、移動せずに粘るプランを貫いた。同じポイントでキャストを続けるも、9:00過ぎからバイトが遠のき、入れ替えはできなかった。第3戦もできればてっぺんに立ちたい! タックル:
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2位 鈴木 崇
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第2戦準優勝は、山形県最上郡からエントリーの鈴木崇選手。良型のキジハタ1尾を含む、キジハタ2尾をウエイインし、トータルウエイト840gでフィニッシュ。2012年開催のP.O.C.オープントーナメント庄内戦から参戦し続ける山形の雄が、見事マスターズクラシック行きのチケットを掴み取りました。 コメント: 前週の木曜日に午前中半日だけプラクティスを行ったが、海が荒れておりプランがまとまらずにいた。その時は、最初に酒田港南防波堤を探ってみるも全くダメで、温海エリアの通称“海底温泉”に移動し、消波ブロックを探ってムラソイをキャッチすることができた。大会当日もこのエリアで組み立てようと、フライト後に“海底温泉”へと向かった。フライト順が早かったこともあり、ポイント到着時は先行者なし。消波ブロックからキャスティングで探っていった。50mほどキャストし、ボトムから50cmほど浮かせたレンジをスイミングで探る。ルアーは、ロックマックス3”(468 スパークルチェリーブランデー)。シンカーは軽めが良いとの前情報を聞いていたので、14gのビフテキリグを選んだ。これで30cmクラスのキジハタをキャッチすることに成功。シンカーをさらに軽い10gに変更し、ルアーもロックマックスからエコギア熟成アクア ミルフル3.3”(J02 赤イソメ)にチェンジ。最初の魚から30分くらい後にもう一尾、キジハタをキャッチすることができた。過去にもあと一歩で表彰台を逃した経験があるので、できることならもう一尾釣りたかったがリミットメイクできなかった。マスターズクラシックに届いたことはとてもうれしい!楽しみたい! タックル:
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3位 武山 潤
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3位にランクインしたのは、宮城県石巻市からエントリーの武山潤選手。キジハタ3尾でリミットメイクし、トータルウエイト750gをメイク。楽しみながら日々成長を続ける若手トーナメンターの一人が、本人にとって初となる悲願のP.O.C.表彰台へと昇りました。この勢いに乗って次戦も頑張って欲しいと思います! コメント: お盆にプラクティスを行う予定だったが、荒天のためできずにいた。そのため、過去の大会で実績のあるポイントとして鼠ヶ関の弁天島に入ると決めていた。朝一、今回5位に入賞した蜂谷選手の隣にエントリー。開始後、幸先よくノンキーパーを釣ることができた。その後、蜂谷選手が移動したので、その立ち位置に移動。ノンキーパーだったが、例年よりよく釣れ、好感触を得ることができた。8:00前にはリミットメイクに成功。トータルで9尾のキジハタを釣り、そのうち4尾がキーパーサイズだった。はじめはグラスミノーMの7gビフテキリグでスイミング中心に探っていったがサイズアップしなかったので、リグはあえてそのままでミノーS(171 ナチュラルゴールド)にスイッチ。ワインド的になるべく高く跳ね上げて、フォールで食わす展開に切り替えることで、サイズアップに成功した。明るくなりだしてから、釣れてくるサイズが上がっていった印象。勝因は、朝一に魚を見つけられたこと。ツアー第3戦も全力で頑張りたい! タックル:
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【総評】
当初予定していた7月前半の開催であったのなら、状況次第でプリスポーンのキジハタゲームが繰り広げられていたであろう2019年の東北日本海戦。地震による延期により、例年と同じタイミングでの開催となり、キジハタはすっかりアフタースポーンの状態にありました。そして、雨やうねり、風波による濁りなど、天候に左右されやすい日本海特有のタフな試合展開も、例年通りといえば例年通りでした。ただ、決して好調とはいかない海況のなかで「いかにして20cmを超えるキーパーサイズを手にするか?」そんな極限的にシビアなゲームと真正面から向き合うのも、トーナメントならではと言えるのではないでしょうか。派手にビッグウエイトがバンバン出る展開ももちろん面白いゲームではありますが、多くの選手が僅差のなかでひしめき合い、たとえ10gでもスコアを伸ばすことで勝利を掴み取るローウエイト戦、これもまた追及しがいのあるゲームだと、改めて心に刻む一日となりました。また、百戦錬磨のエキスパート達の、タフな状況のなかでもきっちりとスコアを刻んで年間ポイントを獲得する姿に、P.O.C.の“戦い方”を垣間見ることができた大会となりました。 |
結果
順位 | 氏名 | 重量(g) | 獲得ポイント |
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1 | 佐久間 和希 | 940 | 100 |
2 | 鈴木 崇 | 840 | 98 |
3 | 武山 潤 | 750 | 96 |
4 | 山崎 健治 | 690 | 94 |
5 | 蜂谷 雅人 | 670 | 92 |
6 | 遠藤 貴志 | 640 | 90 |
6 | 菊池 勇貴 | 640 | 90 |
8 | 小野寺 良太 | 620 | 86 |
8 | 菅野 勝一 | 620 | 86 |
10 | 鈴木 隆ノ介 | 590 | 82 |
10 | 戸澤 直彦 | 590 | 82 |
12 | 佐藤 雄一 | 580 | 78 |
13 | 佐々木 晃太 | 490 | 76 |
13 | 早坂 健 | 490 | 76 |
13 | 日野 雅貴 | 490 | 76 |
16 | 鈴木 泰洋 | 450 | 70 |
17 | 阿部 寿彦 | 440 | 68 |
18 | 山口 恵 | 420 | 66 |
19 | 川島 浩平 | 410 | 64 |
19 | 山内 一宏 | 410 | 64 |
21 | 小野寺 和美 | 400 | 60 |
22 | 守屋 友裕 | 380 | 58 |
23 | 藤原 久志 | 370 | 56 |
23 | 真木 亮裕 | 370 | 56 |
25 | 長南 佳佑 | 360 | 52 |
26 | 中村 渡 | 340 | 50 |
27 | 森本 正善 | 320 | 48 |
27 | 八木澤 廣信 | 320 | 48 |
29 | 金森 淳 | 280 | 44 |
30 | 梅津 昌樹 | 250 | 42 |
30 | 武藤 大虎 | 250 | 42 |
32 | 大泉 純輝 | 230 | 38 |
32 | 榊原 航 | 230 | 38 |
34 | 鹿野 栄健 | 180 | 34 |
34 | 川村 倫弘 | 180 | 34 |
34 | 橋本 純一 | 180 | 34 |
37 | 安達 裕輔 | 160 | 30 |
37 | 倉内 唯馬 | 160 | 30 |
37 | 千田 大夢 | 160 | 30 |
40 | 久保 修一 | 150 | 30 |
40 | 成田 昌克 | 150 | 30 |
42 | 川原 武宗 | 140 | 30 |
42 | 斎藤 英明 | 140 | 30 |
42 | 坂本 広宣 | 140 | 30 |
45 | 武山 重之 | 120 | 30 |
45 | 福田 航 | 120 | 30 |
47 | 五十嵐 祐太 | 0 | 30 |
47 | 市川 翔太 | 0 | 30 |
47 | 伊藤 一志 | 0 | 30 |
47 | 伊藤 裕子 | 0 | 30 |
47 | 岩脇 勇太 | 0 | 30 |
47 | 大久保 広徳 | 0 | 30 |
47 | 太田 武蔵 | 0 | 30 |
47 | 尾形 英一 | 0 | 30 |
47 | 小山 彬帆 | 0 | 30 |
47 | 海藤 公造 | 0 | 30 |
47 | 川尻 達毅 | 0 | 30 |
47 | 菅 雅哉 | 0 | 30 |
47 | 菅野 亜衣 | 0 | 30 |
47 | 菊池 和樹 | 0 | 30 |
47 | 熊谷 捷紀 | 0 | 30 |
47 | 桑野 将人 | 0 | 30 |
47 | 佐々木 俊 | 0 | 30 |
47 | 佐藤 巧 | 0 | 30 |
47 | 志賀 康英 | 0 | 30 |
47 | 相馬 友樹 | 0 | 30 |
47 | 中村 勝 | 0 | 30 |
47 | 畠山 大成 | 0 | 30 |
47 | 早坂 專 | 0 | 30 |
47 | 松澤 孝浩 | 0 | 30 |
47 | 松澤 真理子 | 0 | 30 |
47 | 松本 怜大 | 0 | 30 |
47 | 三浦 松一 | 0 | 30 |
47 | 村山 栄宏 | 0 | 30 |
47 | 守屋 知明 | 0 | 30 |
47 | 山舘 嘉昭 | 0 | 30 |
47 | 横田 賢一 | 0 | 30 |
47 | 渡辺 健 | 0 | 30 |
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