第152回 POWER OCEAN CUP 2019 トーナメントツアー北海道 第1戦 噴火湾 リザルト
開催日 | タイトル | 場所 | 対象魚 |
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6月16日(日) | 第152回 パワーオーシャンカップ 2019 トーナメントツアー北海道 第1戦 | 北海道・噴火湾 | ロックフィッシュ |
九州、東北と開幕してきたパワーオーシャンカップ2019トーナメントツアー。そして6月16日(日)、残るもうひとつのシリーズ戦となる“P.O.C.2019トーナメントツアー北海道”が開幕となりました。開幕戦の舞台は、北海道のなかでも屈指のロックフィッシュの宝庫として知られる「噴火湾」。くしくも昨シーズンの開幕戦と同じフィールドとなります。参加選手は総勢147名。この度も多くのエントリーをいただきまして、心より感謝申し上げます。 |
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フライト後しばらくしてから巡回を開始。まずは西端の礼文漁港から回ります。礼文漁港に着くと、数名の選手がゲームを展開しています。礼文攻略パターンの鉄板である足元や港内を丁寧に釣り歩く選手たち。リミットメイクを目指します。隣の大岸漁港に移動すると、思いのほか選手が少ない印象。意外と竿抜け的なエリアになりがちなだけにこの後、他エリアから選手が移動してきそうな気がします。本部を置く豊浦漁港には、満遍なく多くの選手が展開。沖めをロングキャストで狙う選手もいれば、岸壁際を丁寧に探り歩く選手もいます。変化に富んだ豊浦漁港ならではの光景といえます。次に虻田大磯漁港へ。ここは昨年表彰台に絡んだポイントだけに、多くの選手がエントリーしています。キーパーサイズをキャッチしている選手もちらほら。この時点で7:30頃。朝一のエリアに見切りをつけた選手達に動きが出始めたのもこのタイミングあたりから。ここから試合の流れがどう変わっていくのか・・・。虻田漁港、有珠へと巡回していくと、有珠旧港とその対岸のゴロタは予想通り銀座状態。昨年の優勝エリアであり、さらにプラクティスでも大型のアイナメをキャッチしている選手が多いことから、勝負を決めるキッカーフィッシュを求めてキャストを続ける選手達。しかし、プラクティス時に顔を見せたような1kgクラスのアイナメは出ておらず、頭抜け出している選手がいない団子状態。はたしてこの後、キッカーフィッシュは出るのか?それともこのままの状態が続いてしまうのか?動くべきか?動かないべきか?選手達を悩ませます。
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12:00より検量を開始。数名の選手がウエイインする横で、“あと一本!”を求めてキャストを続ける多くの選手達。この光景から、試合を決定づけるような魚をキャッチしていないことが見てとれます。帰着締め切り時刻13:00が近づくにつれ、検量の前にはいつの間にか長蛇の列ができます。結果、参加選手147名中、ウエイインした選手は105名。プラクティス時に出ていたような1kgクラスの魚は少なく、500~600gでリミットメイクする選手が非常に多い印象。僅差で多くの選手がひしめき合います。ウエイイン率でみると71.4%という極めて高い水準。噴火湾のロックフィッシュの魚影の濃さは凄い!と改めて思い知らされたウエイインとなりました。 |
【TOP3】
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優勝 小田島辰也
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2019北海道ツアー開幕戦を制したのは、札幌市からエントリーの小田島辰也選手。P.O.C.SUPER ROCK FISH 2016クオリファイをはじめ、過去数々の実績を残してきた小田島選手。しかしながら、“優勝”という二文字は手にしておらず、今回悲願の初優勝となりました。ウエイトを見込めるコンディションの良いアイナメ3尾を揃え、トータルウエイト2,890gをメイク。僅差でひしめき合うタフな試合のなかで、頭一つ抜け出し手にした見事な優勝でした。 コメント: 大会一週間前と三日前の計2回、プラクティスを行っていた。プラクティスでは、要所要所にキッカーはいるもののいまひとつしっくりきていない感触だった。最終フライトで向った先は本部のある豊浦漁港のシャローエリア。リングマックス パワーオーシャン3”(462 タフタイムカモ)の14gビフテキリグを追い風に乗せて広範囲を探ると40cmほどのアイナメをキャッチ。しかしその後が続かず、各漁港ラン&ガンに切り替えた。向ったのは大磯漁港。港内の岸壁際を狙うがダメ。次に大岸漁港に入り、同じように岸壁際を狙うもダメ。最後に向ったのが礼文漁港。プラクティスで1kgクラスが釣れたエリア。しかし、入りたかったストレッチにはすでに先行者が。仕方なく対岸から狙いたいピンポイントをシュートするプランに切り換え。するとポンポンと良い魚が入り、結果5~6本をキャッチ。3回の入れ替えを行うことができた。リングマックス パワーオーシャン3”(462 タフタイムカモ)の14gビフテキリグを使い、ウィードとゴロ石の複合ポイントを、ウィードをほぐしストラクチャーにコンタクトさせながらリーリングで丁寧に探るパターン。プラクティス時に礼文のポテンシャルの高さに気づけたことが優勝につながった。 タックル:
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2位 小山内薫
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準優勝は、函館市からエントリーの小山内薫選手。小山内選手といえば過去、P.O.C.マスターズクラシック2016を4,680gという驚愕のハイウエイトで制した実力派。今大会でも粒の揃ったアイナメをきっちり3尾揃え、トータルウエイト2,550gをスコアメイクし、再びクラシックの舞台へのチケットを手にしました。 コメント: 今回はノープラクティス。最終フライトだったが、本命ポイントである有珠旧港へと向った。すでに多くの選手がエントリーしていたが、とりあえずそこからゲームを開始。有珠旧港の定番パターンである遠投ゲームではなく、カレントのあたる手前の防波堤周辺を、バグアンツ2”(464 ハイプレッシャーマジック) 17.5gビフテキリグで探る。これで2尾のキーパーをキャッチするも、そのうち1尾がライブウエルに入れる前にカラスにさらわれてしまうハプニング。気持ちを切り換えるため移動。有珠旧港のゴロタ側にエントリー。バグアンツ2”(464 ハイプレッシャーマジック) 42gビフテキリグで遠投ゲーム。これで計5本をキャッチし、リミットメイクさらには入れ替えに成功した。どちらのゲームも大切にしたのは“間”。「リフト→シェイク→ステイ」というルーティンで、間を多く取ることを意識した。 タックル:
タックル:
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3位 栗栖梨香
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3位に入賞したのは、余市町からエントリーの栗栖梨香選手。近年のP.O.C.を振り返る限り、女性アングラーが表彰台に昇るのは初!コンディションの良いアイナメ2尾とシマゾイ1尾のミックスバッグで、トータルウエイト2,430gをウエイイン。この快挙をきっかけに、女性アングラーの記録をどんどん塗り替えていって欲しいと思います。 コメント: 週末はいつも釣りに出かけている。フライトして向ったのは虻田大磯漁港の内向き。普段からよく使っている11gフリーリグで、ボトムがゴツゴツしているスポットをズル引き&ステイでチェック。はじめはロッククロー2”を使っていたが、バイトがあるもののなかなか乗らないため、ルアーをチェンジ。選んだのはエコギア熟成アクア バグアンツ2”(J03 青イソメ)。これにより8:00前に立て続けにキャッチし、リミットメイクした。 タックル:
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【総評】
時折風雨が強まるあいにく天候のなか開幕したP.O.C.2019トーナメントツアー北海道。残念ながらプラクティスで出ていたような3kg台のウエイトこそ出なかったものの、多くの選手がグッドコンディションのロックフィッシュをキャッチし、改めて噴火湾の豊かさを認識することができました。上位5名のパターンを見てみると、入ったエリアはバラバラ。攻め口も、岸壁攻略から遠投スタイルまでバラバラ。ルアーにフォーカスしてみても、2.5gジグヘッドから42gテキサスリグまで、バリエーションに富んだアプローチで各選手がロックフィッシュと向き合っていました。アングラーそれぞれが日々ロックフィッシュと向き合うなかで見つけた気付き、可能性をひとつひとつ磨き上げることで、ロックフィッシュゲームはさらに多様化し、今までの常識ではおさまらない新たなアプローチが生まれてくる・・・ロックフィッシュゲームのさらなる可能性を感じさせられた一戦となりました。 「真摯に魚達と向き合うなかで見つける“気づき”に一喜一憂する。」 それが釣りの本質的な面白さです。この夏こそ魚と思いっきり向き合ってみませんか?今まで知らなかったパターンにたどり着くかもしれませんよ! |
結果
順位 | 氏名 | 重量(g) | 獲得ポイント |
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1 | 小田島 辰也 | 2890 | 100 |
2 | 小山内 薫 | 2550 | 98 |
3 | 栗栖 梨香 | 2430 | 96 |
4 | 松岡 諭 | 2400 | 94 |
5 | 上田 仁之 | 2360 | 92 |
5 | 能登 勇太 | 2360 | 92 |
7 | 小原 大地 | 2350 | 88 |
8 | 西川 雄哉 | 2200 | 86 |
9 | 大谷 重晴 | 2170 | 84 |
10 | 玉川 正人 | 2040 | 82 |
11 | 蛯子 木世寿 | 1970 | 80 |
12 | 板橋 信明 | 1900 | 78 |
13 | 菅原 雄平 | 1860 | 76 |
14 | 甲森 憲太 | 1770 | 74 |
15 | 谷藤 圭太 | 1760 | 72 |
16 | 阿部 書和 | 1750 | 70 |
16 | 上野 孝勇貴 | 1750 | 70 |
18 | 上田 正義 | 1730 | 66 |
19 | 菊地 夢叶 | 1700 | 64 |
19 | 小林 章 | 1700 | 64 |
19 | 西川 貴法 | 1700 | 64 |
22 | 工藤 大尊 | 1650 | 58 |
23 | 佐藤 伸 | 1620 | 56 |
23 | 田辺 陵真 | 1620 | 56 |
25 | 佐久間 渉 | 1600 | 52 |
26 | 山本 重明 | 1570 | 50 |
27 | 佐藤 智哉 | 1500 | 48 |
28 | 藤田 真司 | 1490 | 46 |
29 | 川添 誠次 | 1480 | 44 |
30 | 熊谷 一寛 | 1470 | 42 |
31 | 藤谷 勝斗 | 1460 | 40 |
32 | 三浦 恭輔 | 1440 | 38 |
33 | 若井 章弘 | 1420 | 36 |
34 | 塚本 浩 | 1380 | 34 |
35 | 倉内 唯馬 | 1330 | 32 |
36 | 寳福 一也 | 1310 | 30 |
37 | 伊藤 大海 | 1260 | 30 |
37 | 加我 強至 | 1260 | 30 |
37 | 口岩 毅人 | 1260 | 30 |
40 | 木下 喜智 | 1230 | 30 |
40 | 平野 良樹 | 1230 | 30 |
42 | 大津 新人 | 1210 | 30 |
43 | 下山 誠 | 1200 | 30 |
44 | 佐川 彰啓 | 1180 | 30 |
44 | 渡辺 正悟 | 1180 | 30 |
46 | 高橋 智之 | 1150 | 30 |
47 | 小野 修治 | 1130 | 30 |
48 | 寺沢 勇輝 | 1120 | 30 |
49 | 坂本 泰樹 | 1110 | 30 |
49 | 山崎 睦仁 | 1110 | 30 |
51 | 森田 惇 | 1080 | 30 |
52 | 工藤 真一 | 1070 | 30 |
52 | 黒丸 善充 | 1070 | 30 |
54 | 上森 悠平 | 1000 | 30 |
54 | 栗本 和敬 | 1000 | 30 |
56 | 小林 幸生 | 990 | 30 |
57 | 丸山 大一 | 980 | 30 |
58 | 河野 辰也 | 970 | 30 |
59 | 渡辺 辰則 | 960 | 30 |
60 | 笠山 祐樹 | 940 | 30 |
60 | 山本 英仁 | 940 | 30 |
62 | 三宮 順一 | 900 | 30 |
63 | 柿島 心平 | 890 | 30 |
64 | 成田 広之 | 870 | 30 |
65 | 原田 いさむ | 840 | 30 |
66 | 大森 秀樹 | 820 | 30 |
67 | 川村 啓貴 | 800 | 30 |
68 | 佐野 大地 | 790 | 30 |
68 | 高 和矢 | 790 | 30 |
70 | 蒔田 和稔 | 750 | 30 |
71 | 大下 和宏 | 740 | 30 |
71 | 柿本 博喜 | 740 | 30 |
73 | 伊藤 雄太 | 720 | 30 |
74 | 三浦 友太 | 710 | 30 |
75 | 吉田 宣宏 | 690 | 30 |
76 | 白木 義人 | 680 | 30 |
76 | 大導寺 祐輔 | 680 | 30 |
78 | 三浦 和典 | 650 | 30 |
78 | 三上 顕太 | 650 | 30 |
80 | 黒丸 里美 | 630 | 30 |
81 | 笹田 桂一 | 610 | 30 |
82 | 今野 哲 | 580 | 30 |
82 | 村上 守 | 580 | 30 |
84 | 石澤 卓 | 570 | 30 |
85 | 吉野 崇憲 | 550 | 30 |
86 | 伊藤 葵 | 540 | 30 |
87 | 半田 義博 | 520 | 30 |
88 | 能代 英愛 | 480 | 30 |
89 | 中西 朋也 | 470 | 30 |
90 | 岩永 政男 | 460 | 30 |
90 | 富坂 弘一 | 460 | 30 |
92 | 和田 洋平 | 440 | 30 |
93 | 犬飼 和樹 | 420 | 30 |
94 | 井戸川 真吾 | 400 | 30 |
95 | 宮澤 紀行 | 390 | 30 |
96 | 酒井 佑輔 | 370 | 30 |
97 | 内海 優 | 340 | 30 |
97 | 及川 智之 | 340 | 30 |
97 | 甲斐 隆之介 | 340 | 30 |
100 | 環 優司 | 320 | 30 |
101 | 柴田 泰久 | 310 | 30 |
102 | 菅原 晃誠 | 290 | 30 |
103 | 池田 翔 | 270 | 30 |
104 | 柏木 雅一 | 240 | 30 |
104 | 美馬 明弥 | 240 | 30 |
106 | 油川 正道 | 0 | 30 |
106 | 今本 則子 | 0 | 30 |
106 | 内田 千晴 | 0 | 30 |
106 | 扇谷 亮 | 0 | 30 |
106 | 岡崎 晋 | 0 | 30 |
106 | 岡田 研吾 | 0 | 30 |
106 | 岡田 広美 | 0 | 30 |
106 | 川村 悠貴 | 0 | 30 |
106 | 久保田 満也 | 0 | 30 |
106 | 栗田 圭人 | 0 | 30 |
106 | 小島 希望 | 0 | 30 |
106 | 後藤 龍樹 | 0 | 30 |
106 | 小林 良稚 | 0 | 30 |
106 | 五福 公人 | 0 | 30 |
106 | 駒谷 賢 | 0 | 30 |
106 | 近藤 哲也 | 0 | 30 |
106 | 柴森 浩一 | 0 | 30 |
106 | 高橋 和宏 | 0 | 30 |
106 | 田川 孝男 | 0 | 30 |
106 | 近間 康平 | 0 | 30 |
106 | 対馬 勝也 | 0 | 30 |
106 | 寺岡 龍生 | 0 | 30 |
106 | 中川原 真也 | 0 | 30 |
106 | 成田 隆弘 | 0 | 30 |
106 | 成田 勇介 | 0 | 30 |
106 | 南部 哲宏 | 0 | 30 |
106 | 萩原 智 | 0 | 30 |
106 | 橋本 憲之 | 0 | 30 |
106 | 橋本 祐樹 | 0 | 30 |
106 | 福井 將人 | 0 | 30 |
106 | 細川 大輝 | 0 | 30 |
106 | 松田 潤平 | 0 | 30 |
106 | 松田 美臣 | 0 | 30 |
106 | 森國 さやか | 0 | 30 |
106 | 門別 芳太郎 | 0 | 30 |
106 | 八木 駿介 | 0 | 30 |
106 | 柳川 美穂 | 0 | 30 |
106 | 山口 隆 | 0 | 30 |
106 | 山田 智則 | 0 | 30 |
106 | 吉田 拓磨 | 0 | 30 |
106 | 吉村 渉 | 0 | 30 |
106 | 渡辺 航成 | 0 | 30 |
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