第106回 POWER OCEAN CUP 2015 北海道ツアー第2戦 室蘭沖堤防
開催日 | タイトル | 場所 | 対象魚 |
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7月12日 (日) | 第106回パワーオーシャンカップ北海道第2戦 | 室蘭沖堤防 | ロックフィッシュ |
2015北海道ツアー第二戦は、ロックフィッシャーマン憧れの聖地「室蘭」での沖堤防バトル。戦いの舞台は通称“白堤”と呼ばれる北堤防。エントリー数は募集定員をオーバーする総勢114名。近年のP.O.C.では最多となるエントリーを頂き、心より感謝申し上げます。 大会前の釣況は、「アイナメを中心に、数はとにかく釣れる。ただ、サイズアップが難題。いかにしてサイズアップを狙うか、キッカーフィッシュを釣るかが上位入賞の鍵。」と各選手の声。前戦の函館戦に続き、今回もウエイイン率の高いバトルになると胸を躍らせつつ、当日の朝を向かえました。 フィールドとなる“白堤”は、南北に伸びる全長約1,300mの沖堤防。内側、外側ともに海中には基礎が二段に組まれ、その下には沈み根が沈み、複雑なポイントを形成しています。さらにその先は砂地が広がり、ところどころブレイクラインや沈み根が絡み、それらも実績十分なポイント。また、岸壁際には海藻が茂り、その下や岸壁の変化も見逃せません。 |
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4:30より受付開始。天気は快晴で、風も弱く絶好のコンディション。順調に渡船し、選手全員が渡ったところでフライト前のミーティング。そして6:00、いよいよスタートフィッシングのコールとなりました。 | |
本部周辺と、そこから近い南先端はかなり混雑し、超がつく人気ポイントに。一方で北側は南側に比べると幾分ゆとりがある状態。全体的にどこでもロッドが次々と絞り込まれ、スタート直後からバイトラッシュが続きます。一時間足らずでリミットメイクしている選手が複数でるほど。その後、モーニングラッシュが一段落しても、各所でコンスタントにロッドが曲がり続ける状況に、前戦のウエイイン率を上回る釣果になることを確信。南側、北側と比較すると、混雑を避けた北側のほうがリミットメイクも早かったように見えました。 | |
11:00より検量を開始するとポツポツとウエイインする選手の姿が。そのまま途切れず、最終帰着時刻の12:00直前にはいつの間にか見たこともない長蛇の列。114名のうち105名がウエイインし、ウエイイン率92%という驚異的な数字に。上位5名が4kg超、さらに17名が3kg台、2kg台にいたっては42名と過去に無いハイウエイト戦となりました。 |
【TOP3】
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優勝 清田泰夫
P.O.C.史上稀に見るハイウエイト戦となった2015北海道ツアー第2戦を制したのは、小樽市からエントリーの清田泰夫選手。1,960gのランカーアイナメを含む、トータルウエイト4,500gというビッグウエイトをメイク。20本以上のアイナメを釣るなかでスコアを伸ばし、アイナメ3本で4.5kg超という文句抜きの圧巻ウエイトで見事、第二戦の頂点に立ちました。 コメント:ノープラクティスながらも、試合前から南端に入ると決めて大会に臨んだ。予定通り南端に入ったものの、スタートフィッシングから二時間が経過してもノーフィッシュ。潮が速いせいか、時折バイトはあるもののフッキングに至らず。潮が緩んだタイミングで、20gジグヘッドリグを結んだタックルから、21gテキサスリグを組んだタックルに持ち替えた。ルアーはグラスミノーL(171 ナチュラルゴールド)。リーリングではなく、潮にドリフトさせるようにロッド操作でコントロール。約1,500gのアイナメをキャッチした。その後、パワーシャッド4”(413 艶色グリーンゴールド) + スイミングテンヤ20g-2/0と、バグアンツ3”(408 ウォーターメロンバグ)の21gテキサスリグをローテーション。テキサスリグでバイトあるものフッキングせず。ルアーをバグアンツ2”(408 ウォーターメロンバグ)にサイズダウンするとそこからラッシュ。一口サイズに落とすことでミスバイトを減らした。終了一時間前に54cm、1,960gのキャッチに成功。バイトが無い時間も粘って、決めたプランをやり通せたことが優勝に繋がった。 タックル:
タックル:
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2位 木下喜智
2位にランクインしたのは札幌市からエントリーの木下喜智選手。1,790gのナイスコンディションなアイナメを含む、アイナメ3本でトータルウエイト4,470gをメイク。1位の清田選手とは30g差という僅差で惜しくも2位となりましたが、堂々たるビッグウエイトでP.O.C. MASTERS CLASSICの切符を手に入れました。 コメント:北側にエントリー。試合前のプラン通り、まずは外海側の岸壁際を攻めた。狙いどころはコンブの下。ルアーは、グラスミノーL(011 ソリッドブラック)、4-1/2”グラブ(011 ソリッドブラック)の10gテキサスリグ。一時間半ほどでリミットメイクに成功。その後、サイズが伸び悩んだため、サイズアップを狙い内海側にシフトした。バグアンツ2”の10gテキサスリグをショートキャストし足元を探ると、外海側でキャッチした魚よりもパワフルで一回り大きいサイズをキャッチすることができた。その後、ルアーを2-1/2”コンポジットツイン(282 テナガシュリンプ コッパーFlk.)にチェンジ。カーブフォールやサミングを駆使してフォールスピードを調整しつつ足元を丁寧に探って、入れ替えをしていった。小さなバイトはガヤ(エゾメバル)などのバイトと考え、あえて小さなバイトは無視して強いバイトだけをとっていった。狙ったポイントは、足元の基礎スリットや岸壁。 タックル:
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3位 小田島辰也
3位に食い込んだのは札幌市からエントリーの若手アングラー、小田島辰也選手。今大会最大魚となる2,070gの極太モンスターアイナメをキャッチ。アイナメ3本でトータルウエイト4,310gフィニッシュ。各選手がスコアアップに苦しむなか、きっちり4kg超をメイクして初の表彰台に立ちました。 コメント:北側にエントリー。朝一は、フラットな地形を攻めるもののまったく反応が無かったので、早々に岸壁際狙いにシフト。内海側の岸壁際を、ミノーS(カラーNo.115、159、004)の7~8.8gテキサスリグでテンポ良く探り、40cm後半のアイナメをキャッチした。その後も、ケーソンのつなぎ目や、岸壁に付いた貝がくぼんでいるスポットを重点的に縦の釣りで探りながらラン&ガン。アクションは、トゥイッチ&ポーズ。着底後にワンアクションといったスタイル。リアクションバイトを狙っていった。この釣りのキモは“食わせの間”を作ること。また、フォールで岸壁際に綺麗にきっちり入ったときは、フォール中のバイトもあった。終始、リズムを大切にして攻め抜いた。 タックル:
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【総評】
第一戦函館戦に続き、ウエイイン率90%超という驚愕の釣果を記録した今大会。ロックフィッシュの聖地「室蘭」の圧倒的なポテンシャルの高さを改めて証明する結果となりました。上位22名が3kg超という空前のハイウエイト戦となり、釣果としてはP.O.C.史上稀に見る好結果な大会。その一方で、結果的には2,500gを釣っても35位以内に食い込むことができずに獲得ポイント30点という、ある意味では過酷な大会だったとも言えるでしょう。キーパーフィッシュが数釣れる乱打戦のなかで、いかにしてトータルウエイトを伸ばすのか・・・今後の沖堤防戦での戦い方を見つめなおすきっかけとなった大会でした。 最後に、大会を盛り上げてくださいました選手の皆様、大変お疲れ様でした。また、ご協力頂きましたスターマリン株式会社様、室蘭漁業協同組合様、室蘭市営水族館様、そして大会を受け入れて頂きました室蘭の皆様に心より感謝申し上げます。 室蘭市営水族館で、今回キャッチされた魚の一部を展示しています。展示されている顔ぶれは、アイナメ、シマゾイ、クロソイ、キツネメバル、エゾメバル、ババガレイ、マガレイ、ヒラメ、ソウハチ、エゾイソアイナメ、ギスカジカ、アイカジカの12種類。それほど多彩な魚が泳ぐ室蘭へ釣りに出かけてみてはいかがでしょうか。その際には、ぜひ大会でキャッチされた魚達に会いに水族館を訪ねてみてくださいね。 |
結果
順位 | 氏名 | 重量(g) | 獲得ポイント |
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1 | 清田 泰夫 | 4500 | 100 |
2 | 木下 喜智 | 4470 | 98 |
3 | 小田島 辰也 | 4310 | 96 |
4 | 半田 義博 | 4150 | 94 |
5 | 後藤 裕晶 | 4020 | 92 |
6 | 高橋 康夫 | 3810 | 90 |
7 | 若井 章弘 | 3730 | 88 |
8 | 久保田 満也 | 3620 | 86 |
9 | 駒谷 貴代隆 | 3530 | 84 |
10 | 駒谷 賢 | 3460 | 82 |
11 | 柏木 雅一 | 3440 | 80 |
12 | 松岡 諭 | 3340 | 78 |
13 | 岸田 広輝 | 3310 | 76 |
14 | 佐藤 逸人 | 3280 | 74 |
15 | 小山内 薫 | 3160 | 72 |
16 | 野場 一志 | 3120 | 70 |
17 | 出雲 隆広 | 3100 | 68 |
17 | 西川 雄哉 | 3100 | 68 |
19 | 石澤 卓 | 3070 | 64 |
19 | 五福 公人 | 3070 | 64 |
21 | 能登 勇太 | 3060 | 60 |
22 | 鈴木 渉太 | 3030 | 58 |
23 | 小林 良稚 | 2970 | 56 |
23 | 玉川 正人 | 2970 | 56 |
25 | 山本 英仁 | 2860 | 52 |
26 | 佐藤 翔太 | 2820 | 50 |
27 | 山本 重明 | 2770 | 48 |
28 | 甲斐 隆之介 | 2740 | 46 |
28 | 三上 顕太 | 2740 | 46 |
30 | 西川 貴法 | 2720 | 42 |
31 | 宮崎 将輝 | 2700 | 40 |
32 | 西村 尚浩 | 2630 | 38 |
33 | 石川 陽太郎 | 2620 | 36 |
34 | 上田 正義 | 2560 | 34 |
35 | 菊地 正彦 | 2550 | 32 |
36 | 武田 泰成 | 2530 | 30 |
37 | 柿本 博喜 | 2480 | 30 |
38 | 大導寺 祐輔 | 2470 | 30 |
39 | 佐野 飛鳥 | 2460 | 30 |
39 | 佐野 大地 | 2460 | 30 |
39 | 成田 勇介 | 2460 | 30 |
42 | 今野 哲 | 2450 | 30 |
42 | 田嶋 勇 | 2450 | 30 |
44 | 阿部 書和 | 2440 | 30 |
44 | 今本 則子 | 2440 | 30 |
44 | 安田 和広 | 2440 | 30 |
47 | 上田 仁之 | 2430 | 30 |
48 | 土屋 秀敏 | 2420 | 30 |
49 | 竹田 淳二 | 2390 | 30 |
50 | 小林 章 | 2380 | 30 |
51 | 近間 康平 | 2350 | 30 |
52 | 住吉 千穂 | 2300 | 30 |
52 | 宮島 淳 | 2300 | 30 |
54 | 佐藤 伸 | 2290 | 30 |
55 | 渡邉 誠人 | 2280 | 30 |
56 | 大森 秀樹 | 2230 | 30 |
56 | 古屋 智博 | 2230 | 30 |
56 | 渡辺 正悟 | 2230 | 30 |
59 | 菅原 優一 | 2210 | 30 |
60 | 下山 誠 | 2170 | 30 |
61 | 木村 和也 | 2140 | 30 |
62 | 本藤 知華 | 2130 | 30 |
63 | 越野 卓也 | 2100 | 30 |
64 | 小林 賢一 | 2010 | 30 |
65 | 柴田 隆一 | 1960 | 30 |
65 | 南部 哲宏 | 1960 | 30 |
67 | 中津 拓郎 | 1930 | 30 |
68 | 甲森 孝太 | 1850 | 30 |
68 | 吉田 宣宏 | 1850 | 30 |
70 | 齊藤 康光 | 1820 | 30 |
70 | 鈴木 馨二 | 1820 | 30 |
72 | 山田 智則 | 1740 | 30 |
73 | 本家 一彦 | 1700 | 30 |
73 | 三浦 泰来 | 1700 | 30 |
75 | 阿部 碧 | 1620 | 30 |
76 | 齊藤 裕紀 | 1610 | 30 |
77 | 高 和矢 | 1590 | 30 |
78 | 藤田 真司 | 1530 | 30 |
79 | 原田 賢一 | 1510 | 30 |
80 | 加藤 純平 | 1390 | 30 |
81 | 三宮 順一 | 1290 | 30 |
82 | 山根 雅則 | 1220 | 30 |
83 | 寳福 一也 | 1180 | 30 |
84 | 三浦 和典 | 1170 | 30 |
85 | 橋本 憲之 | 1140 | 30 |
86 | 下村 昌樹 | 1050 | 30 |
86 | 高橋 祐樹 | 1050 | 30 |
88 | 菊地 良太 | 1030 | 30 |
89 | 眞村 将彦 | 1000 | 30 |
90 | 久保 修一 | 940 | 30 |
91 | 柴田 泰久 | 930 | 30 |
92 | 岩見 友弘 | 900 | 30 |
92 | 福田 和起 | 900 | 30 |
94 | 松井 智博 | 870 | 30 |
95 | 合田 秀樹 | 830 | 30 |
96 | 佐々木 雅敏 | 790 | 30 |
97 | 中原 浩二 | 730 | 30 |
98 | 齋藤 圭司 | 690 | 30 |
99 | 野村 潤也 | 680 | 30 |
100 | 大谷 重晴 | 670 | 30 |
101 | 柿島 心平 | 650 | 30 |
102 | 大津 新人 | 590 | 30 |
103 | 高砂 吉郎 | 580 | 30 |
104 | 河村 千絵 | 220 | 30 |
105 | 河村 俊之 | 140 | 30 |
106 | 且見 寿樹 | 0 | 30 |
106 | 千秋 俊和 | 0 | 30 |
106 | 大導寺 美佐 | 0 | 30 |
106 | 宅見 慎吾 | 0 | 30 |
106 | 谷藤 圭太 | 0 | 30 |
106 | 長江 孝一 | 0 | 30 |
106 | 中原 隆裕 | 0 | 30 |
106 | 山岸 桂二 | 0 | 30 |
106 | 吉田 拓磨 | 0 | 30 |