第91回 POWER OCEAN CUP 2013 北海道ツアー第3戦 函館ランガン

開催日 タイトル 対象魚 場所 募集定員
10月13日(日) 第91回パワーオーシャンカップ アイナメ・ソイ 函館 100名

夏の酷暑に開催した第2戦噴火湾から3ヶ月が経過し、北海道ツアー最終戦となる第3戦が函館にて行われました。

エリアは函館港内の入船港から第3堤防までの指定範囲内、対象魚はアイナメ(25cm以上)、ソイ(20cm以上)で競いました。本大会にエントリーした選手は72名。当日の天候は、数日続いていた例年より高い気温から一転し、最低気温10℃まで落ち込む急激な気温低下による寒さと、大型低気圧の影響を受け、風速10mを超える強い西風が吹きました。誰もがタフコンディションを想定しな がらのスタートフィッシングとなりました。とはいえ、選手達にとっては、マスターズクラシックの出場権がかかった最終戦です。集中力を閉ざさない精神力を 保ちながら、最後まで戦い抜くことができるかどうかが問われる試合となりました。

TOP3

順位 氏名 最終総重量(g) 獲得ポイント
1 石澤 卓 2500g 100
2 若井 章弘 2190g 98
3 小林 良稚 2070g 96

優勝

優勝 石澤 卓

2012年マスターズクラシック出場経験を持つ実力者。特に函館港は得意としている石澤 卓選手、本大会ではその実力を余すことなく発揮し、2500gのハイスコアー叩き出し見事優勝を果たしました。

 コメント:
当初、中央埠頭を視野に入れていましたが、風の影響をまともに受けるエリアのため、釣りをすることなく移動を決断しました。比較的風裏のポイントが多い西埠頭に入り、バグアンツ2”
#043 ライトグリーンパンプキン、
#261アボカドハーフフロート

の28gテキサスリグを遠投し沖を攻めました。ルアーアクションはズル引き中心で、時折リアクションでバイトを誘いました。この釣り方が的中し数が伸ばせたので、同じエリア、同じ釣り方を最後までやり通しました。

 タックル&リグ:
10’6” スピニングロッド 28gテキサスリグ

2位

2位 若井章弘

ノリーズ・エコギアスタッフの若井章弘プロは、プラクティスの時に魚の反応が良かった緑の島で勝負をするプランを組みました。アイナメ3尾のトータルウエイト2190g持ち込みました。

 コメント:
緑の島が開く午前9:00までは、周辺に係留してある船の周囲を、バグアンツ2” #004ウォーターメロンブラックF

#140カスミスーパー

の14gテキサスリグで攻め、キーパーサイズでリミットメイクしました。緑の島が開いてからは、壁際を3”パワーシャッド
#171ナチュラルゴールド

ジグヘッドリグのスイミングでキッカーとなる45upのアイナメをキャッチすることに成功。その後入船漁港に移動し、1尾入れ替えスコアーを伸ばしました。

 タックル&リグ:
ノリーズロックフィッシュボトムTR RBT-78MHC 14gテキサスリグ
ノリーズロックフィッシュボトムTR RBT-711LS イワシヘッド7g #1/0

3位

3位 小林良稚 

2012年は第3戦噴火湾ランガンにて3位入賞、見事マスターズクラシックの出場権を獲得。同年クラシック戦においても3位の実績を残した輝かしい成績の持ち主です。今大会でもトータルウエイト2070g、3位フィニッシュです。

 コメント:
風裏になるポイントを終始考えながらプランを組みました。朝一は、万代埠頭のゴロタ場周りをバグアンツ2”#004ウォーターメロンブラックFlk.

ロッククロー2” #004ウォーターメロンブラックFlk.

の7gテキサスリグで、ソイをキャッチ。その後、本命ポイントの緑の島に移動し、3”パワーシャッド#159カタクチ

のテキサスリグをボトム付近でスイミングさせたところ、キッカーとなるアイナメを釣ることができました。スイミングに釣り方を切り替えたことで、ウエイトを伸ばすことが出来ました。

 タックル&リグ:
8’6” ベイトロッド  7gテキサスリグ#1フック(バグアンツ2”ロッククロー2”
8’6” ベイトロッド 18gテキサスリグ#2/0フック(3”パワーシャッド

2013 Angler of the Year

山口 隆

ツアー3戦の累計獲得ポイントが最も高かった選手に贈られるアングラーズオブザイヤー。

2013年は最終戦が終わるまで、誰が手にするのか全くわからない接戦でした。266ポイントを獲得し、その栄誉を手にしたのは、山口隆選手でした。おめでとうございます。

順位 氏名 第1戦 第2戦 第3戦 累計ポイント
1 山口 隆 90 96 80 266

PRO STAFF’s GAME

 

ノリーズ・エコギアプロスタッフ 半田義博

 P.O.C.北海道ツアー最終戦にノリーズ・エコギアプロスタッフは5名参加。今回は、半田義博プロのタックルとそのメソッドを紹介します。最近半田プロが多用するロッドは、NORIES ROCKFISH BOTTOM JIGHEAD SNAPPER RFB710M。 このロッドは、強めのロングカーボンソリッドティップを搭載しているのが最大の特徴で、ショートバイト時の食い込みが良く、シビアな状況下においてもフッ クアップ率があがるのが最大のメリットです。その特徴を活かしながら通常のロックフィッシュゲームで行う同様の操作感覚で使えます。リフト&フォールや、 ボトムのズル引きをするのが主な使い方で、今大会のように風が強い状況下においても、ラインを強く張ることなく、魚のアタリを視覚的に捕らえられることが 可能です。「魚かな?」と思うアタリは即合わせするのが半田プロ流。このロッドに今回は、14gのヘビーダウンショットリグをセットしました。フックアイのすぐ下にシンカーを直結させるのがポイントです。この日は、オフセットフック♯3にバグアンツ2インチ(#166ミッ ドナイトオレンジ)をチョイス、ボトムをスローにズル引きで誘いました。ワームの姿勢を水平に保ちながらボトムをトレースでき、また僅かな水流でもナチュ ラルなアクションを演出させることが可能です。この日、エリアの的を絞り込めず前半苦戦した半田プロであったが、先駆者が多かった西埠頭に入りかなりプ レッシャーのかかった状況下においても、アイナメを1尾キャッチ出来たのは、このタックルセッティングがあったからではないでしょうか。

タックル&リグ:

 ロッド:ノリーズロックフィッシュボトムジグヘッドスナッパーRFB710M
リグ:14gタングステンシンカー オフセットフック#3
ワーム:バグアンツ2インチ(#166ミッドナイトオレンジ)
ライン:PE0.8号
リーダー:フロロカーボン10lb

総評

強風の中で行わ れた北海道ツアー最終戦、一時は釣りになるのかと心配しましたが、選手のみなさんは、終盤になるにつれ的確に魚のいるエリアを絞り込んで行きました。検量 が迫るにつれ、西埠頭と緑の島に多くの選手が集まり、そこでスコアーを伸ばした選手もいたのではないでしょうか。選手のみなさんが最後まで全力で戦い抜い た結果、ウエイイン率40%という予想を覆す好成績に結びついた大会になりました。最後に、初戦から最終戦まで事故無く無事に大会運営が出来たことに対し、選手のみなさん、並びにご協力をいただいた多くの方々に、主催者一同厚く御礼申し上げます。

結果

順位氏名最終総重量(g)獲得ポイント
1石澤 卓2500g100
2若井 章弘2190g98
3小林 良稚2070g96
4山田 雄大2020g94
5西川 貴法1950g92
6菅原 優一1680g90
7高 和矢1430g88
8上田 正義1110g86
9駒谷 賢1090g84
10田嶋 勇980g82
11山口 隆940g80
12蒔田 和稔920g78
13成田 大介820g76
14経田 知樹800g74
14佐藤 伸800g74
16中島 孝介670g70
17野田 侑史650g68
17高橋 康夫650g68
19田村 直登640g64
20鈴木 渉太550g62
21岡崎 泰治510g60
22久保 国彦500g58
23宮島 淳490g56
24半田 義博430g54
25近間 康平420g52
26土方 康充390g50
27藤田 真司340g48
28佐々木 雅敏230g46
28大道寺 祐輔230g46
28上田 仁之230g46
31大谷 重晴160g40
31赤田 洋一30
31出雲 隆広30
31井上 正嗣30
31今本 則子30
31岩戸 拍有30
31大須田 和雄30
31尾崎 智昭30
31柏木 雅一30
31甲谷 辰徳30
31甲谷 真貴子30
31兼田 大資30
31菊地 良太30
31岸田 広輝30
31倉澤 佑基30
31後藤 里美30
31小林 章30
31駒谷 貴代隆30
31今野 哲30
31齊藤 裕紀30
31佐々木 力輝30
31佐藤 逸人30
31佐野 大地30
31清水 伸也30
31下山 誠30
31住吉 千穂30
31関口 和弥30
31千秋 俊和30
31大道寺 美佐30
31高田 賢一30
31玉川 正人30
31中川 正光30
31中島 宏之30
31橋本 憲之30
31深澤 奨太30
31宮島 達也30
31山田 朋範30
31山本 重晴30
31山根 雅則30
31横手 将人30
31吉田 伸宏30
31渡邉 誠人30