第90回 POWER OCEAN CUP 2013北海道ツアー第2戦 噴火湾ランガン

開催日 タイトル 対象魚 場所
7月7日(日) 第90回パワーオーシャンカップ アイナメ・ソイ 噴火湾

 北海道ツアー戦第2戦が開催されました。参加者98名。この日は全国的に猛暑日とニュースでは報じられました。北海道噴火湾においても、曇りの予報とは反し、スタート直後から快晴、日中最高気温30℃超える今年一番の暑さとなりました。今回のエリアは5つの漁港(豊浦漁港・有珠漁港・虻田漁港・大岸漁港・礼文漁港)に限定し競技が行われました。
 対象魚は、アイナメ(25cm以上)、ソイ(20cm以上)、エゾメバル(20cm以上)、で合計3匹の総重量。もちろんライブフィッシュが対象です。

 大会当日は大干潮の潮周りのため、通常より厳しい戦いが予想されました。また、大会規定により消波ブロックや磯場の上からの釣りが禁止されているので、エリアも限定されています。限られた中で、どの漁港を選択するのがベストなのか?また、魚の状況を一早く察知し、どのタイミングで移動すべきなのか?競技者の判断が大会の勝敗さえも左右する、実力と知識の両方が問われる第2戦と言っても過言ではないでしょう。
 上位入賞の“鍵”となるウエイトを稼げるアイナメをどう攻略して結果に繋げるのか。それとも、確実にポイントを稼ぎ、ポイントでクラシック出場に繋げるのか、P.O.C.北海道ツアーにとって重要な第2戦の開幕です。

TOP3

ウエイイン率は68%と高く、想定していた予想を覆しました。検量開始の早い時間から、続々とハイウエイトの魚が持ち込まれ、大会本部は盛り上がりました。
クラシック出場を決めた上位3名はどのような戦略だったのでしょうか?

優勝

優勝 三上顕太
苫小牧市からエントリーの三上顕太選手は、2012年オーシャンカップ北海道ツアー第2戦 優勝、第3戦 優勝、クラシック優勝と輝かしい成績を残した実力者。本大会でも、40upのアイナメ3尾をそろえ、3,270gのハイスコアーを叩き出し、見事優勝です。

コメント
スタートは大岸漁港の先端に入り、バグアンツ3”(#261アボカドハーフフロート)

14gテキサスリグで、崩れた消波ブロックのポイントを丹念に攻め、45センチのアイナメを釣りました。その後同じリグのバグアンツ3”(#072テナガシュリンプ)

にカラーローテーション、40cmと30 cmのアイナメを追加しリミットメイク達成。潮止まり後は豊浦港に移動し、カサゴ職人バグアンツ2”(#251ソフトシェルフロート)

5gテキサスリグで、シャローの駆け上がりを狙い40upのアイナメをキャッチ!入れ替えに成功。プラクティス通りのゲーム運びができました。

タックル&リグ:
ノリーズロックフィッシュボトムTR RBT78MHC  14gテキサスリグ
ノリーズロックフィッシュボトム RBT610M 5gテキサスリグ

2位

2位 佐藤 伸
函館市からエントリーの佐藤伸選手は、2012年オーシャンカップ北海道ツアー第1戦 優勝経験の持ち主。今回もその実力を発揮し、アイナメ3尾2,790gを持ち込みました。

コメント
虻田漁港の先端に入り、1日粘りました。チヌ職人バグアンツ2”(#072テナガシュリンプ)

テキサスリグ14gを使い、ボトムをスローにズル引きしました。海藻に掛かかったときは、やさしいロッドアクションで外し、あまり派手に動かさないのがポイントです。後半はバグアンツ2”(#072テナガシュリンプ)

にルアーを交換、匂いの違いで釣果を伸ばしました。
タックル&リグ:
ノリーズロックフィッシュボトムTR RBT711LS 14g テキサスリグ

3位

3位 山口 隆
登別市からエントリーの山口隆選手は、今回特別参加賞として配布した、パワーシャッド3”を試したところ、なんと50upのアイナメが釣れました。総重量2,320gでフィニッシュです。

コメント:朝一礼文漁港に入りましたが、開始30分ノーバイトだったので、プラクティスで手応えを感じていた有珠漁港に移動しました。船着場を手前から3”パワーシャッド(#365赤金)

14gジグヘッドリグのスイミングで探り、40upを1本キャッチ。その後、スイミング速度を早巻きに変え、50upのアイナメを釣りました。アタリが遠のいた後は、バグアンツ2”(#140カスミスーパー)

にルアーローテーションし、アイナメ1本追加することが出来ました。

タックル&リグ:
ロッド8’5”スピニングロッド 14gジグヘッドリグ

PRO STAFF’s GAME

P.O.C.北海道ツアー第2戦に、ノリーズ・エコギアプロスタッフ5名が参加。今回は多彩なメソッド操る上田仁之プロをピックアップ。競技者が集中すると思われる豊浦漁港で勝負するプランを組んだ上田プロは、グラスミノーL(#171ナチュラルゴールド)1.8gシラスヘッドの軽量リグのセッティングで挑んだ。このリグは、スローでナチュラルなベイトアクションを演出することが可能であることと、スイミング時のルアーアクションが大きいのが特徴。スローフォール&ボトムバンプ、スイミングのコンビネーションで、多彩なアクションを演出し、先行者の後からでも魚をバイトに持ち込む策。ロッドは、Road Runner VOICE HYBRID VACUUM 610LLS をチョイス。軽量リグの遠投が可能で、ショートバイトでもミスが少ない。また、バットパワーも十分ありビックフィッシュにも対応可能なベストタックルである。このタックルならではという場面は、魚の活性がなく他の競技者が苦戦していた時間帯でも、レギュラーサイズのアイナメをキャッチすることができたこと。最終的にはアイナメ2本のトータルウエイト1,330gでフィニッシュ。

タックル&リグ:
ロッド:Road Runner VOICE HYBRID VACUUM 610LLS
リグ  :1.8gシラスヘッド #3フック
ワーム:グラスミノーL(#171ナチュラルゴールド)
ライン:フロロカーボン4lb

総評

5つの港とその競技エリアを限定した本大会、港間の移動時間はさほどかからないという環境が、ランガンスタイルとはいえ競技性を高めることになりました。どの港を選択しても、それなりに釣果が見込めました。上位入賞者のコメントによると、浅いレンジや、港の奥にビッグサイズのアイナメが潜んでいた事実に驚きです。
 この夏一番の暑さの中、最後まで戦い抜いた選手の皆さん、本当にお疲れ様でした。

結果

順位氏名最終総重量(g)獲得ポイント
1三上 顕太3270100
2佐藤 伸279098
3山口 隆232096
4兼田 大資226094
5小林 良稚224092
6津島 久八206090
7下山 誠201088
8大谷 重晴197086
9大導寺 祐輔183084
10山本 英仁178082
11井上 昌嗣172080
11経田 知樹172080
13甲森 孝太168076
14赤田 洋一166074
15西川 貴法156072
16松岡 諭154070
17藤田 真司136068
18佐藤 逸人135066
19上田 仁之133064
20吉田 拓磨131062
21西川 尚吾125060
22駒谷 賢123058
22宮島 淳123058
22宮島 達也123058
25高橋 康夫100052
26小林 章98050
27佐藤 翔太96048
27山根 雅則96048
29中島 孝介93044
30遠藤 辰也92042
30竹中 礼子92042
30奈良 亮輔92042
33本家 一彦90036
34清田 泰夫88034
35五福 公人77032
36関口 和弥74030
37岩戸 伯有72030
38加藤 省伍68030
39後藤 裕晶66030
39清水 伸也66030
41泉谷 功62030
41斉藤 圭司62030
43高 和矢50030
44岸田 広輝49030
45木下 喜智46030
46山田 直人44030
47若井 章弘40030
48倉澤 佑基39030
48横手 将人39030
50近間 康平37030
51柏木 雅一35030
52菊地 良太34030
53玉川 正人33030
54高木 信吉31030
55佐々木 雅敏30030
56楢山 明央29030
57岡崎 泰治25030
58橋本 憲之23030
59石川 陽太郎21030
59成田 大介21030
61工藤 心哉19030
62菊地 正憲15030
62吉田 宣宏15030
64駒谷 貴代隆14030
64高田 賢一14030
64山田 智則14030
67竹原 智博13030
68田村 直登030
68相木 孝太030
68阿部 史義030
68阿部 誠030
68安藤 慎治030
68居上 正幸030
68出雲 隆広030
68伊東 俊博030
68今本 則子030
68岩見 友弘030
68上田 正義030
68宇留間 巌憲030
68大須田 和雄030
68尾崎 智昭030
68金井 俊明030
68甲谷 辰徳030
68甲谷 真貴子030
68合田 秀樹030
68後藤 里美030
68佐藤 重之030
68佐野 大地030
68菅原 優一030
68住吉 千穂030
68竹田 淳二030
68谷藤 圭太030
68中西 朋也030
68半田 義博030
68星 繁孝030
68蒔田 和稔030
68山下 翔平030
68山田 督030
68山本 重明030