第78回 POWER OCEAN CUP 2010 東北・新潟ツアー 気仙沼大島 リザルト

開催日 タイトル 対象魚 場所
11月7日(日) 第78回東北・新潟ツアー第3戦 アイナメ・ソイ 気仙沼大島

11月7日(日)、POWER OCEAN CUP 2010 東北・新潟ツアー第3戦 気仙沼大島が開催されました。東北・新潟ツアー最終戦となる今大会。CLASSIC出場を狙う参加者達にとっては残り10席のCLASSIC出場権をかけた1戦。そして、過去2戦ですでにCLASSIC出場権を獲得している10名にとっては2010アングラーオブザイヤーの称号を手にするための1戦。11月の朝の冷たく張り詰めた空気が、これから始まる熱く激しいバトルを予感させる・・・そんな当日の朝をむかえました。
戦いのフィールドは、POWER OCEAN CUP 東北ではお馴染みの「気仙沼大島」。過去には6月と11月に開催されており、いずれもウエイイン率が高くハイレベルな戦いが繰り広げられた実績の高いフィールドです。しかし、今年は猛暑の影響で海水温が高く、アイナメのスポーニングが遅れているとの前情報。はたして、例年通り実績ポイントにアイナメは差してきているのか?
第3戦のエントリーは総勢98名。このうち約半数の選手が気仙沼大島に前日から渡り、綿密なプラクティスや情報収集を行っていた模様。プラクティスが吉とでるのか凶と出るのか?
今回のゲストは2010東北・新潟ツアー初参加の折本隆由プロ。そして、秋田から進藤偉美プロと畠山秀悦プロ、山形から尾形英一プロ、横田賢一プロ、秋場勇人プロの3名、岩手から及川太一プロ、茨城から村山栄宏プロの総勢7名が集結。すでにCLASSIC出場権を獲得している秋場プロに続き、CLASSIC行きの切符を手に入れるプロスタッフは現れるのか!?

折本隆由プロ 進藤偉美プロ 畠山秀悦プロ 尾形英一プロ
横田賢一プロ 秋場勇人プロ 及川太一プロ 村山栄宏プロ

開会式では、東北・新潟ツアーの恒例となりつつある尾形プロの“安全&爆釣祈願”が厳粛に行われ、AM7:00、いよいよ折本プロによるスタート宣言!逸る気持ちを抑えつつ、各選手達は一斉に目指すポイントへと散っていきました。
AM10:00、検量受付開始となりましたが、一時間経過しても検量持ち込みはありません。大会本部前の“浦の浜港”にいる話を聞くと「釣れるのはノンキーばかり・・・」とのこと。やはり今年はアイナメの接岸が遅れているのか?一抹の不安を抱えながら検量所で待機していると、PM1:30を過ぎたあたりから続々と魚を持ち込んでくる選手達が!ほっと一安心です。PM2:00、すべての検量が終わり、98名中48名がウエイイン。ウエイイン率48.9%となかなかの高水準!そのうちリミットメイクした選手は15名にものぼりました。
何よりも全員が事故無く無事に帰着。尾形プロの“安全&爆釣祈願”の効果が効いてくれたのでしょう!
検量をしていて気になったのが、例年ならソイが何尾か混じる気仙沼大島ですが、今回持ち込まれた魚は全てアイナメ。これも高水温の影響なのでしょうか?

上位入賞者
優勝は仙台市からエントリーの斎藤誠氏。グッドサイズのアイナメを3尾(総重量2940g)揃え、POWER OCEAN CUP 2010 東北・新潟ツアー第3戦 気仙沼大島を見事制しました。2位には石巻市からエントリーの中村勝氏。計6尾のアイナメをキャッチし、キッカーサイズの入れ替えに成功。こちらも3尾で2830gのハイウエイトを叩き出しました。3位には、同じく石巻市からエントリーの木村仁氏。アイナメ3尾をきっちりリミットメイクして2160gでフィニッシュ。
全3戦のツアー戦が終了し、注目の「2010アングラーオブザイヤー」は・・・石巻市からエントリーの佐藤雄一氏。なんと2008年から3年連続のアングラーオブザイヤー獲得という前人未踏の偉業を達成!!今年は第2戦終了時では年間総合ポイント2位。最終戦で堂々4位に入賞し、14ポイントもあった1位との差を見事にひっくり返してのアングラーオブザイヤー獲得。まさに「向かうところ敵無し」の東北王者と言っても過言ではありません。
残すはP.O.C. MASTERS CLASSICのみ。東北最強の王者がその勢いでクラシックをも制してしまうのか?それとも、各戦で勝ち抜いた百戦錬磨の猛者達が王者に待ったをかけるのか?今から期待に胸が膨らみます!!

上位3名のTackle & Tactics

優勝 斉藤誠

ロッド: 7’2”・ベイトキャスティングロッド
ルアー: イカジャコ3-1/2”(カラー:#217)[エコギア]
リグ&メソッド:
イカジャコ3-1/2” のテキサスリグ
エントリーした場所は、外浜の小さな地磯。前日は、龍舞崎でプラクティスを行い、ゴロタ周りや沖のハンプがある根回りで、サイズの良いアイナメが入っていることを確認ていた。同じ条件が揃っているこのエリアでも魚が確実にいることと推測し、前日はあえて竿を出さず、大会当日に臨んだ。このポイントは、沖にカキ棚があり、手前から沖にかけ水深10mまでブレイクになっている。また、シャローフラットが広く隣接しているため、アイナメのスポーニングエリアとなる条件を満たしている。シーズンを考え、プリスポーンがらみのアイナメでウエイトを伸ばすプランを組み立てた。
メインルアーは、バグアンツ3”[エコギア]とイカジャコ3-1/2” [エコギア]のテキサスリグ。シャローエリアは14gシンカーのスイミングで広範囲をスピーディーに探り、沖目のブレイクを狙うときは21g~28gのヘビーウエイトシンカーで遠投し探った。
結果、狙い通り婚姻色をまとったグッドサイズのアイナメを3尾揃えることに成功。トータルウエイト2940gというビッグウエイトで、最終戦を見事優勝で飾った。

2位 中村勝

ロッド: 8’3”・スピニングロッド
ルアー: イカジャコ2-3/4”(カラー:#069、#077)[エコギア]
リグ&メソッド: プラクティスで手応えを得ていた松崎~竜舞崎エリアを中心に攻めるプランを組み、まずは通島の岬にエントリーした。この時期のアイナメは、一ヶ所に留まることなく移動する傾向があり、ポイントの的を絞り込むのが難しい。そのため、積極的に歩いて移動しながら、スコアを伸ばす作戦。ルアーは、イカジャコ2-3/4”[エコギア]の14gテキサスリグ。リフト&フォールを主体に、中層からボトムまで幅広くレンジを攻めるゲームを展開した。その結果、キロアップ2尾のビッグアイナメを含む6尾のアイナメをキャッチ。3尾で2830gのハイスコア。「ロックフィッシュは久しぶり!」とのコメントがあった中村選手だが、結果2830gと優勝に迫るビッグウエイトで2位フィニッシュとなった。

第3位 木村仁

ロッド: ロックフィッシュボトムTR RBT610MHS[ノリーズ]
ロックフィッシュボトム RFB610HC[ノリーズ]
8’・スピニングロッド
ルアー: グラスミノーM(カラー:#169)[エコギア]
グラスミノーL(カラー:#169)[エコギア]
リグ&メソッド: プラクティスで好感触を得ていた通島にエントリー。ランガンしながら、根の際をタイトに攻めて行くプランで当日に臨んだ。朝一、目星をつけていたポイントに入り、足下のサラシの中を、グラスミノーL[エコギア]の21gテキサスリグで攻めた。フォール中に幸先良くバイトが入り、1尾目のアイナメをキャッチすることに成功。その後はしばらくバイトが遠のいたが、正午過ぎに待望の2尾目となるアイナメを追加。フォール中にバイトが集中していたので、テキサスリグから10gジグヘッドリグにチェンジ。よりスローフォールさせることで、さらなるバイトを狙った。これが見事的中し、リミットメイク達成。キャッチした3尾のアイナメは、いずれもコンディションが良く、2160gで3位入賞を果たした。

結果

順位名前 総重量(g) ポイント
1 斎藤 誠 2940g 100
2 中村 勝 2830g 98
3 木村 仁 2160g 96
4 佐藤 雄一 2080g 94
5 蛯原 隆也 1950g 92
6佐藤 竜一 1670g 90
7進藤 偉美 1510g 88
8結城 茂 1480g 86
9千田 誠 1470g 84
10鈴木 豊和 1380g 82
11及川 太一 1310g 80
12向井 英彦 1290g 78
13中嶋 康文 1280g 76
14鈴木 亮太 1270g 74
15鹿野 栄健 1230g 72
15川村 倫弘 1230g 72
17遠藤 辰太郎 1220g 68
18早坂 健徳 1160g 66
19小野寺 和美 1130g 64
20山本 尚 1100g 62
21秋場 勇人 1090g 60
22佐藤 諒 1000g 58
23永山 徳朗 900g 56
24中村 修士 850g 54
25今野 智之 840g 52
26佐々木 真 690g 50
26佐々木 健太郎 690g 50
28武山 重之 660g 46
29横田 賢一 570g 44
30鈴木 博斗 560g 42
31佐藤 浩司 460g 40
31荒屋敷 望 460g 40
33岩崎 竜美 450g 36
33鈴木 隆ノ介 450g 36
35戸澤 直彦 410g 32
36金森 淳 400g 30
37川島 浩平 370g 30
38今野 勝和 340g 30
38村山 栄宏 340g 30
40西野 良介 310g 30
41阿部 誠 300g 30
42橋本 久弥 260g 30
42松本 俊彦 260g 30
42畠山 秀悦 260g 30
45遠藤 晃 250g 30
46尾形 英一 230g 30
47松岡 有介 210g 30
48橋本 順一 180g 30
49青木 孝二030
 東海 敬一030
 守屋 知明030
 阿部 陽一030
 石川 淳也030
 柳橋 克俊030
 小野寺 克弥030
 西野 圭030
 西條 順宣030
 蜂谷 雅人030
 三浦 松一030
 鎌田 千里030
 福田 正明030
 杉浦 祐治030
 福田 健太郎030
 堺 研一030
 内藤 智就030
 村上 善朗030
 白井 佳一030
 森本 正善030
 佐藤 智030
 安藤 克宏030
 熊谷 祐治030
 池田 守030
 菅野 潤一030
 浜 幸生030
 久保 修一030
 小林 清030
 佐々木 俊030
 秋葉 昭一030
 伊藤 遼耶030
 阿部 貴典030
 相原 泰宏030
 羽田 泰030
 石垣 宏保030
 尾形 慶紀030
 志賀 祐次030
 佐々木 充行030
 三差 康弘030
 千葉 寛之030
 千葉 拓郎030
 及川 修030
 今野 雄太030
 鈴木 一史030
 村山 忠善030
 吉田 隆洋030
 佐々木 泰平030
 青塚 和030
 清水 和広030
 小野 和彦030