第77回 POWER OCEAN CUP 2010 北海道ツアー P.O.C MASTERS CLASSIC 北海道 リザルト
北海道ツアー | ||||
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第77回 | ROCK FISH (アイナメ、ソイ) |
P.O.C MASTERS CLASSIC 北海道 | 会場 - 函館 | 10月23日(土) |
遂にPOWER OCEAN CUP 2010 北海道ツアーのファイナルとなる、P.O.C. MASTERS CLASSIC 北海道が10月23日(土)、函館にて開催されました。
第1戦「函館ランガン」、第2戦「釧路」、第3戦「小樽」を戦い抜いた各戦上位5名と、年間総合ポイント上位で選ばれた6名、さらに2009CLASSIC優勝者、2009アングラーズオブイヤー、そしてゲストの田辺哲男プロを加えた総勢24名が出場資格を獲得。当日、1名の欠席があり、23名で戦われました。
今年の舞台は「函館沖堤防(南防波堤)」。クラシック会場としては約10年振りとなるフィールドです。ロックフィッシュ熱が高い函館エリア。今年第1戦「函館ランガン」でも高いウエイン率を誇り、ロックフィッシュフィールドとしての函館エリアのポテンシャルを見せつけました。その函館に位置する沖堤防・・・まさにクラシック会場としては最高の舞台!今回のターゲットはアイナメ&ソイ。北海道ならではのグッドコンディションな魚が持ち込まれることを期待したいところ。
AM4:30、受付を開始。クラシック出場選手には『POWER OCEAN CUP 2010 MASTERS CLASSIC』の文字が入った出場者限定の『プライムエリア コーストガーダーショアエディション』とクラシック限定キャップがプレゼントされました。
開会式終了後、2艘の船で沖堤防に移動。選手全員が渡り終え、AM5:30、田辺プロからスタートの合図!遂に2010 P.O.C. MASTERS CLASSIC 北海道の幕が切って落とされました!!
今回は沖堤防を3つのエリアで区切り、時間も3つのステージに分け、選手全員がステージごとに移動する方法で競技を行いました。
開始早々、アイナメをキャッチする姿がチラホラ。しかし、サイズが伸び悩んでいる様子。さらにソフトルアーの難敵“フグ”が想像以上に多い状況。なかには、ソフトルアー以外にもラインをかじられビックフィッシュを逃がしてしまった選手もいました。難敵“フグ”をいかにかわしていくかも戦略として組み込んでいかなくてはならない状況。ハイレベルなテクニックが要求される戦いとなりました。
大会終了時刻AM11:00、すべてのステージが終了し、お待ちかねのウエイイン。蓋を開けてみれば、きっちりリミットメイクした選手が多く、ウエイイン率は90%。さすが!クラシックに駒を進めてきた百戦錬磨のエキスパート達です。勝敗を決定づけるような特大アイナメは持ち込まれなかったものの、しっかりとリミットメイクをし、参加者唯一のトータル2kg超えとなるウエイトを叩き出した大導寺祐輔氏が、2010 P.O.C. MASTERS CLASSIC 北海道 優勝の栄冠を勝ち取りました。
Tanabe’s Game
田辺プロはマイゲームを貫徹。見事5位に。 |
【第1ステージ】
堤防際の表~中層に浮いているであろう高活性のアイナメを狙うプランでスタート。イワシヘッド1/4oz-1/0[エコギア]にグラスミノーL(カラー:#115)[エコギア]をセットし、外海向きの堤防際をロッド1本分だけ落とし込んで探りながら歩き進む。開始早々、キーパーサイズのアイナメをキャッチ。その後、バイトはあるもののフッキングにいたらない。さらに、フグの猛攻にも悩まされる。そこで、グラスミノーLからミノーS(カラー:#159)[エコギア]にチェンジ。速めのダートアクションでリアクションバイトを引き出し、さらにフグの猛攻をもかわしてしまおうというプラン。ルアーチェンジをして間もなく、2尾目のアイナメをキャッチ!ここで第1ステージ終了。
【第2ステージ】
第2ステージに入ると、魚の反応がどんどん悪くなっていく。他の選手達はボトムゲームで釣果を上げているなか、田辺プロはあえて落とし込みスタイルを貫く。しかし、反応はあるもののキャッチにいたらず第2ステージ終了をむかえる。
【第3ステージ】
第2ステージに引き続き、堤防際をフォールでゲームを組み立てるプラン。他のエリアにくらべ潮がききやすい堤防先端エリアに照準を絞り、カレントがあたっている面にリグを積極的に落とし込んでいく。あくまで狙っているのは活性の高いアイナメ。そして、答えはすぐにでた!開始早々、キーパーサイズのアイナメをキャッチ。リミットメイクに成功。その後もバイトラッシュ!このエリアだけで4尾のアイナメをキャッチした。きっちり入れ替えをし、最終的にはトータルウエイト1570gとして、見事5位にくい込んだ。
ロッド: | ロックフィッシュボトムRFB710MLジグヘッドスナッパー[ノリーズ] |
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ライン: | PE#0.6+フロロカーボン8lb.(リーダー) |
ルアー: | グラスミノーL(カラー:#115)[エコギア] ミノーS(カラー:#159)[エコギア] ともにイワシヘッド1/4oz-1/0 [エコギア]にセット |
上位3名のTackle & Tactics
優勝 大道寺祐輔 |
ロッド: | ロックフィッシュボトムTR RBT610LS[ノリーズ] |
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ルアー: | ミノーS(カラー:#115、#171)[エコギア] |
リグ&メソッド: | 中層スイミングからボトムまで、幅広く対応できるセッティング。第1ステージは、堤防際をミノーS(カラー:#171)[エコギア]の5gジグヘッドリグのスイミングパターンで探った。グッドサイズのアイナメ1尾とキーパーギリギリサイズのアイナメ1尾をキャッチすることができた。第2ステージに入り、堤防際狙いから、カケアガリ狙いにスイッチ。しかし思うように釣ることができず、結果的にキーパーギリギリのアイナメ1尾を追加したのみ。第3ステージは、第2ステージ同様、カケアガリ狙いを中心に展開。小型のアイナメとキーパーサイズのマゾイをキャッチ。その後、残り1時間弱で待望のグッドサイズがヒット!40cmクラスのアイナメをキャッチし、ウエイトを大幅に伸ばすことができた。トータルウエイト2210g!今クラシック唯一の2kgオーバーでフィニッシュ!各ステージを通じて、周囲の状況を良く観察しながら、常にパターンを探していった結果が優勝に繋がったと思う。 |
2位 駒谷賢 |
ロッド: | ロックフィッシュボトムRFB610L[ノリーズ] |
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ルアー: | ミノーS(カラー:#115)[エコギア] |
リグ&メソッド | 朝一はソイに的を絞りスイミングパターンで攻めた。しかし反応が得られなかったため、早々に見切り、ミノーS(カラー:#115)[エコギア]のテキサスリグ5g~7gで、堤防際とカケアガリ狙いに変更。まずは、第1ステージ終盤に40cmクラスのグッドサイズなアイナメをキャッチすることができた。その後、第2ステージ、第3ステージでも同じ組み立てで臨むが、堤防際での反応が無くなったため、カケアガリに照準を絞り展開。カケアガリに絡んだストラクチャー周りを丁寧に探った結果、リミットメイクすることができた。トータルウエイト1890gで2位フィニッシュ。 |
3位 経田知樹 |
ロッド: | ロードランナーヴォイス680MLS[ノリーズ] |
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ルアー: | バグアンツ2”(カラー:#043)[エコギア] |
リグ&メソッド | カケアガリを中心にリアクションバイトを狙っていくプランで組み立てた。リグはバグアンツ2”(カラー:#043)[エコギア]の7gテキサス。きっちり3尾リミットメイクし、ウエイトアップのプランに切り替え。内向きのケーソン下を狙い、リアクションバイトを誘った。これによりナイスサイズをキャッチし、入れ替えに成功。フォールで喰わせるとストラクチャーに潜られラインブレークしてしまう可能性が高いため、魚を浮かせて喰わせるよう注意した。またロッドは、トルクフルなロードランナーヴォイスをセレクトした。トータルウエイト1810gでフィニッシュ。2位との差が80gと僅差で3位となった。 |
結果
順位 | 名前 | 重量 |
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優勝 | 大導寺 祐輔 | 2210g |
2 | 駒谷 賢 | 1890g |
3 | 経田 知樹 | 1810g |
4 | 三上 顕太 | 1680g |
5 | 田辺 哲男 | 1570g |
6 | 駒谷 貴代隆 | 1460g |
7 | 小林 良稚 | 1420g |
8 | 高畠 邦宏 | 1400g |
9 | 兼田 大資 | 1380g |
10 | 渡辺 知哉 | 1370g |
11 | 西川 貴法 | 1330g |
12 | 久保田 満也 | 1320g |
13 | 松岡 諭 | 1110g |
13 | 武田 泰成 | 1110g |
15 | 藤田 真司 | 1020g |
16 | 上田 仁之 | 870g |
17 | 鈴木 渉太 | 830g |
18 | 山田 雄大 | 750g |
19 | 越野 卓也 | 650g |
20 | 若井 章弘 | 530g |
21 | 宮崎 将輝 | 200g |
22 | 宇波 康隆 | 0g |
23 | 宇留間 厳憲 | 0g |