第74回 POWER OCEAN CUP 2010 北海道ツアー第2戦 釧路 リザルト
開催日 |
タイトル |
対象魚 |
場所 |
7月18日(日) |
第74回北海道ツアー第2戦 |
アイナメ・ソイ |
釧路 |
7月18日(日)、POWER OCEAN CUP 2010北海道ツアー第2戦 釧路が開催されました。道東エリアでは実に4年ぶりとなるオーシャンカップ開催!
場所は、“最後の楽園”との呼び声が高い「釧路沖堤防」。
普段は渡れないこの沖堤防、今回は地元ショップ様のご協力により大会会場として渡ることが許されました。はたして“最後の楽園”でどのような戦いが繰り広げられるのか?
今回のターゲットは、アイナメ&ソイ。釧路エリアには通常のアイナメのほかに、ウサギアイナメが生息しており、通常のアイナメより大型化するこの種をいかに絡められるかがキーに!キーパーサイズはアイナメ25cm以上、ソイ20cm以上。
エントリーは総勢81名。
ゲストには折本隆由プロ。プロスタッフは上田仁之プロ、柏木雅一プロ、半田義博プロ、若井章弘プロ、山本重明プロがエントリー。
今年の道東エリアは、海水温の影響からか全体的にシーズンが遅れ気味。しかし、一週間ほど前から周辺のサーフで海アメが好調に転じたとの情報もあり、いやがおうでも期待は膨らみます!はたして釣れるのか?釣れないのか?普段は渡ることができない沖堤防ですし、蓋を開けてみてのお楽しみということで・・・。
当日の天気は晴れの予報。朝は釧路名物「濃霧」のなかでのオープニングとなりました。
釧路西港から沖堤防へと渡る船を2艇チャーター。
タックルチェック後、沖堤防へ。濃霧の影響で多少時間がかかったものの、約一時間半をかけて全員が無事に渡り終えました。濃霧による視界不良から安全面を考慮して、堤防を半分に仕切り、使用エリアを前半後半で指定する方法に変更。折本プロによる開幕宣言で、いよいよ戦いの火ぶたが切られました。
スタート直後から各所で「ヒット」の声が続出!なんと、大多数の選手が数投目でいきなりのヒット!しかし、全員が歓喜・・・とはいかないもので、一部の選手にヒットしたのは対象外のカジカ。予想以上にカジカが多く、さらにそれらの活性が高かったため、いかにカジカを避けて本命だけを狙っていくかが上位進出への条件でした。
それにしても、驚異的な魚影の濃さ!朝の状況が検量の時間まで続き、選手達は一体何尾の魚を釣っているのかわからない状況。まさしく“最後の楽園”でした。
AM10:00より検量開始。待ってましたとばかりに、満足気な面持ちで大勢の選手がウエイイン。あっという間に検量待ちの列が・・・。さらにその列が2列目にまでのびてしまう状況に、運営側はあたふた。うれしい悲鳴となりました。
表彰式前には、釧路海上保安庁の方からラフトジャケットの必要性と安全性や、海釣りでの注意事項などについて、セミナーして頂きました。改めて、事故防止等に心がけて行きたいと思いました。そのあと、ロックフィッシャーマン・折本プロによるセミナーが開かれ、最近のロックフィッシュ事情や最先端のテクニック説明に選手達は真剣に聞き入っていました。
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折本隆由プロのセミナー |
海上保安庁によるセミナーも開催 |
結果は、81名中、73名がウエイイン。ウエイン率90%越えという驚異的な数字!持ち込まれた魚は、アイナメが185尾、クロソイ10尾。総尾数はなんと200匹近くにまでのぼりました。そして、ウエイトも凄かった!普段であれば3000g越えれば上位入賞確実なのですが、今大会ではまったく上位に絡めないというレベル。7位までが4000gを超えるという超ハイウエイトな大会を制したのは、松岡諭氏。アイナメ3本で5180gという圧倒的なスコアで、見事POWER OCEAN CUP 2010北海道ツアー第2戦優勝の栄冠に輝きました。
Orimoto’s Game
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折本隆由プロのナイスサイズ |
今大会、選手と同じルールの基、真剣勝負で参戦した折本プロ。
自ら行った開幕宣言の後、参加選手へのワンポイントレクチャーを交えながらゲーム開始。
参加選手はコンスタントにテキサスリグ&バグアンツなどでボトムを攻略し良型を次々にキャッチ。数釣りが見込める釧路沖堤防だけに、大型のアイナメのみに狙いを絞った戦略でゲームを組み立てなくては勝負に勝つことは出来ない。他の選手とは違う何かが必要」同じ攻略では混戦が必至だったので、堤防の際に群生する海藻に付くセレクティブアイナメを狙うプランでゲームをスタート。
スタート朝一の高活性時、早々にプラン通りに狙う事で、良型のアイナメをミノーM(#159:カタクチ)[エコギア]にイワシヘッド5/16oz でキャッチ。イカジャコ3-1/2(#217:イソガニ)に1/2ozテキサスリグで基礎のカケアガリを狙うも数に勝る高活性なカジカのバイトが避けられず、効率が悪い。
そこで過去の経験から、「フィッシングプレッシャーが掛かれば、大型のアイナメは必ず中層に浮く。これは釧路沖堤防でも、同じはず。」と、中層に狙いを絞って大型のアイナメが浮くのを待つことに。
堤防全体の活性が落ち着いた時、折本プロのミノーM[エコギア]が、突然火を噴いた。堤防際の海藻が群生する水面下1.5Mほどの中層をミノーM[エコギア]をゆっくりダートさせながら引くと“コツン”と小さなバイトと共に、トルク十分なTR610LS[ノリーズ]が一気に絞られる。引き応え十分な魚の正体は、容姿・ウエイト共に申し分のない、見事な大型アイナメだ。
この後も、このパターンがハマり、周りの選手が苦戦している中で、次々とバイトを誘発。アイナメ9本+クロソイ2本をキャッチにする事に成功。
ロックフィッシャーマン・折本プロの真剣勝負の大会結果は、3匹の総重量で、なんと4220g。暫定5位という見事な結果でフィニッシュとなった。
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ロッド: |
ロックフィッシュボトムTR610L[ノリーズ] |
ライン: |
フロロカーボン4lb. |
ルアー: |
ミノーM(カラー:#159/#115)[エコギア]
+イワシヘッド5/16oz-1/0 [エコギア] |
ロッド: |
ロックフィッシュボトムTR610XH[ノリーズ] |
ライン: |
フロロカーボン8lb. |
ルアー: |
イカジャコ3-1/2(カラー:#217/#010)[エコギア]
+イワシヘッド1/4oz-1/0 [エコギア] |
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上位3名のTackle & Tactics
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優勝 松岡諭
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ロッド: |
ロックフィッシュボトム RFB610M[ノリーズ]
6’6”・ベイトキャスティングロッド |
ルアー: |
バグアンツ4”(カラー:#245)[エコギア]
バグアンツ3”(カラー:#261)[エコギア] |
リグ&メソッド: |
タックルは、ジグヘッドリグ用にスピニングタックル、21g~28gのテキサスリグ落とし込み用にベイトタックル、計2タックルを用意した。使用したワームは共に、バグアンツ4”[エコギア]とバグアンツ 3”[エコギア]。
普段渡ることができない堤防なので、アイナメが潜んで居そうなポイント、具体的にはケーソンの継ぎ目や隙間を丁寧に狙った。グッドサイズを狙っていくために、強気なセッティングでワームは大き目のバグアンツ 4”(カラー:#245)[エコギア]をセレクト。21g~28gテキサスリグにセットして丹念に落とし込んでいった。一旦着底させてから、多少のスピード変化をつけてリフト&フォール。コンブなどが密生しているポイントは、なるべくコンブの奥に入れる努力をした。コンブの密度が濃く、リグが入らない場合は、シンカーのウエイトは変えず、ワームをバグアンツ3” (カラー:#261)[エコギア]にすることでスリ抜けを良くした。
結果として、50cmオーバーの良型アイナメを筆頭に、トータル20本キャッチ。キーは、大きめのワームをテキサスリグでコンブの奥へ入れて、丁寧に探ることだったと思う。 |
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2位 武田康成
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ロッド: |
ロックフィッシュボトム RFB610HC[ノリーズ] |
ルアー: |
バグアンツ4”(カラー:#245)[エコギア] |
リグ&メソッド: |
メインパターンは、ケーソンの継ぎ目や隙間に群生するコンブの中を、5g~14gテキサスリグで丁寧に探るパターン。セットしたのはバグアンツ4”[エコギア]。
ゆっくりとフォールさせる事に意識を集中しながら、コンブの奥へ入れて狙った。
その結果、アイナメ15本キャッチし、2位フィニッシュ。 |
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3位 西川貴法
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ロッド: |
7’0”・ベイトキャスティングロッド |
ルアー: |
パワーシャッド3”[エコギア] |
リグ&メソッド: |
朝一は、魚が浮いていると判断。メインパターンを、展開の早いパワーシャッド 3”[エコギア]の18gテキサスリグで組んだ。狙った場所は、おもに外海側の消波ブロック帯。
しばらくしてまわりの状況を見ていると、消波ブロックの奥に良型のアイナメが潜んでいる事に気がついた。そこでシンカーを18gから36gに換え、消波ブロック奥狙いに切り替えた。これにより、キッカーフィッシュをキャッチ。計8本のアイナメをキャッチすることができた。 |
優勝 | 松岡 諭 | 5180g | 100p |
2 | 武田 泰成 | 4510g | 98p |
3 | 西川 貴法 | 4290g | 96p |
4 | 宮崎 将輝 | 4260g | 94p |
5 |
中川 順貴 | 4130g | 92p |
6 |
佐藤 修二 | 4100g | 90p |
7 |
松井 智博 | 3980g | 88p |
8 |
上田 仁之 | 3880g | 86p |
9 |
高畠 邦宏 | 3830g | 84p |
10 |
兼田 大資 | 3810g | 82p |
11 |
佐々木 大 | 3780g | 80p |
12 |
久保田 満也 | 3770g | 78p |
13 |
高梨 雄企 | 3760g | 76p |
14 |
小林 良稚 | 3730g | 74p |
15 |
風間 泰江 | 3630g | 72p |
16 |
松本 貴将 | 3530g | 70p |
17 |
駒谷 賢 | 3450g | 68p |
18 |
泉野 光宏 | 3450g | 66p |
19 |
半田 義博 | 3420g | 64p |
20 |
駒谷 貴代隆 | 3410g | 62p |
21 |
若井 章弘 | 3380g | 60p |
22 |
鈴木 渉太 | 3380g | 58p |
23 |
若杉 由好 | 3380g | 56p |
24 |
荒木 孝 | 3370g | 54p |
25 |
山田 雄大 | 3280g | 52p |
26 |
田村 正樹 | 3260g | 50p |
27 |
関口 和弥 | 3150g | 48p |
28 |
齊藤 裕紀 | 3110g | 46p |
29 |
山本 雅也 | 3040g | 44p |
30 |
油川 正道 | 3040g | 42p |
31 |
佐々木 貴英子 | 2990g | 40p |
32 |
大藤 裕雅 | 2970g | 38p |
33 |
荒関 大志 | 2970g | 36p |
34 |
大導寺 祐輔 | 2970g | 34p |
35 |
吉田 宣宏 | 2970g | 32p |
| 加藤 省伍 | 2950g | 30p |
| 岩井 巧 | 2940g | 30p |
| 五福 公人 | 2880g | 30p |
| 下山 誠 | 2870g | 30p |
| 奥田 直人 | 2780g | 30p |
| 清田 泰夫 | 2750g | 30p |
| 柏木 雅一 | 2740g | 30p |
| 宇留間 巌憲 | 2710g | 30p |
| 宮島 達也 | 2680g | 30p |
| 藤田 真司 | 2670g | 30p |
| 山田 長比古 | 2660g | 30p |
| 三上 顕太 | 2650g | 30p |
| 楢山 明央 | 2620g | 30p |
| 大森 秀樹 | 2620g | 30p |
| 大谷 重晴 | 2450g | 30p |
| 渡邊 知哉 | 2440g | 30p |
| 甲谷 辰徳 | 2400g | 30p |
| 清水 優行 | 2280g | 30p |
| 谷嶋 秀一 | 2170g | 30p |
| 横内 丈了 | 2070g | 30p |
| 井上 昌嗣 | 1980g | 30p |
| 村山 憲明 | 1970g | 30p |
| 橋本 憲之 | 1890g | 30p |
| 村田 博光 | 1890g | 30p |
| 野村 潤也 | 1860g | 30p |
| 谷地 志保美 | 1840g | 30p |
| 久保島 有希美 | 1750g | 30p |
| 大導寺 美佐 | 1650g | 30p |
| 吉田 拓磨 | 1320g | 30p |
| 竹田 淳二 | 1320g | 30p |
| 岩崎 克志 | 1180g | 30p |
| 小林 章 | 1120g | 30p |
| 岩見 友弘 | 1110g | 30p |
| 山本 重明 | 1110g | 30p |
| 玉川 正人 | 870g | 30p |
| 経田 知樹 | 650g | 30p |
| 加藤 寿美代 | 540g | 30p |
| 播磨 輝明 | 0g | 30p |
| 板垣 喜也 | 0g | 30p |
| 中川 悠衣 | 0g | 30p |
| 渋谷 信夫 | 0g | 30p |
| 渋谷 美栄子 | 0g | 30p |
| 川中 康裕 | 0g | 30p |
| 成田 隆一 | 0g | 30p |
| 五十嵐 充 | 0g | 30p |
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ゲスト | 折本 隆由 | 4220g | - |