第72回 POWER OCEAN CUP 2010 北海道ツアー第1戦 函館ランガン リザルト

開催日 タイトル 対象魚 場所 集合場所
5月30日(日) 第72回北海道ツアー第1戦 アイナメ・ソイ 函館ランガン 函館港・緑の島公園

POWER OCEAN CUP 2010 北海道ツアー開幕!

5月30日(日)、POWER OCEAN CUP 2010 北海道ツアー第1戦・函館ランガンが開催されました。エントリーはプロスタッフを含めて82名。今回は、函館港にある「緑の島公園」内に本部会場を設置し、ランガンスタイルでの開催。対象魚は、アイナメ25cm以上、ソイ類(※ガヤ[エゾメバル]含む)20cm以上。

北海道の今シーズンの状況は、気温、水温ともに例年より低く、全体的に約一ヶ月近くシーズンが遅れている様子。厳しい状況が予想される北海道開幕戦となりました。当日の天候は、久々の晴天。気温もぐんぐん上昇し、薄着で良いほどの暖かい日和。はたして、この天気が"吉"とでるか"凶"とでるか・・・。

スタートの合図とともに、各選手がそれぞれ目指すポイントに。選手達の動きは、大きく分けると2つの傾向に分かれました。一つ目は、大会本部付近の函館港に的を絞った選手。フィッシングプレッシャーは高いものの、魚のストックが多く、その魚を丁寧に狙っていく戦略。また、スタート前の早朝、函館港内には多くのベイトフィッシュ(チカ?)が入っており、それらを追ってサクラマスが跳ねているほど。スタートの時点では既にその光景は落ち着いてしまっていたものの、港内には多くの魚がとどまっていると判断した選手が多かったのかもしれません。
次に二つ目。大会本部から離れたフィッシングプレッシャーの低いフィールドまで一気に移動した選手。なかに遠く離れた白老まで移動した選手もいました。どちらの戦略が勝利するのか、期待と不安が膨らむなか、いよいよウエイインの時間に・・・。

蓋を開けてみれば、厳しいとの前評判に反して、グッドサイズのアイナメ、ソイが続々と持ち込まれる結果!まるで今シーズンの開幕宣言かのような勢いでした。結果、参加者82名中34名がウエイイン。予想を超えるハイウエイト勝負を征し、栄えあるPOWER OCEAN CUP 2010 北海道ツアー開幕戦で見事優勝したのは、兼田大資氏でした。兼田氏は2009第3戦も優勝、2009ツアーでも総合2位と、常に上位に名を連ねるエキスパート。今年も第1戦から、その強さを見せつける結果となりました。

上位3名のTackle & Tactics

優勝 兼田大資

人気エリアとなっていた"緑の島公園"に的を絞り、今大会No.1ビッグフィッシュとなったクロソイ(49.3cm、2610g)、そしてアイナメ2本揃えて、トータル4320gという圧倒的なハイウエイトを叩き出し、見事優勝。

ロッド: ロードランナーヴォイス 680MLS[ノリーズ]
ルアー: パワーシャッド3"(カラー:#117)[エコギア]+イワシヘッド1/4oz(7g)-#1
リグ&メソッド: 場所は、緑の島沖側の先端のみ。スピニングタックルには7gジグヘッドリグ、ベイトタックルには20~28gヘビーテキサスリグという2セットを組んだ。ワームは、どちらもパワーシャッド3"(カラー:#117)[エコギア]。

2610g・49.5cm

狙ったのは、沖に点在する海藻。ディスタンスが近い場合はスピニングタックル、遠い場合はベイトタックルで探った。基本はズル引きで、海藻や障害物にコンタクトしたら誘いを入れた。朝一、ベイトの群れを確認できたポイントの沖合15m付近にある海藻らしき障害物をジグヘッドリグで探る。すると「ゴツン!」と強いバイトが!数分間のやり取りの末、キャッチしたのがBigなクロソイ(2610g・49.5cm)!あまりのサイズに驚いたが、スポーニングに絡む季節なので充分可能性はあると思っていただけに嬉しいファーストフィッシュとなった。
その後、沖の海藻をテキサスリグの遠投で狙い、1kgオーバーのアイナメを追加。結果、クロソイ1本、アイナメ2本でトータル4kgオーバーという満足のいく釣果で優勝できた。
今回のキーとなったのは、ワームのカラーとタックルシステム。同じパワーシャッド3"[エコギア]でも違うカラーを使っていた友人は、ショートバイトでフックアップに苦労していた。そんななか、自分は「カラー:#117」でしっかりバイトを物にしていた。それを見た友人も#117に変えたところ、連続してキャッチ。今大会6位に入賞した。大会当日はカラーによって、バイトの深さに大きく差がでた。
次にタックルシステム。一般的にはスピニングにはフロロ6lbが定番だが、自分は感度と飛びを求めてフロロ5lb.を使用。フロロ5lb.ラインとイワシヘッド1/4oz(7g)-#1、そして食い込み良さと粘りのあるトルクを持ったロードランナーヴォイス680MLS[ノリーズ]を組み合わせることで、バイトを確実にフッキングし、きっちりとランディングすることができた。

2位 経田知樹

アイナメ3本でトータル2870g。

ロッド: ロードランナーヴォイス 680LS[ノリーズ]
ロードランナーヴォイス 680MLS[ノリーズ]
ルアー: ロッククロー2"(カラー:#072)[エコギア]
ミノーS(カラー:#115)[エコギア]
リグ&メソッド: 入ったエリアは函館港付近。5gライトテキサスリグを、防波堤際から1~2m付近に沈む、高さのない障害物(高さ30cm程)のエッジにリグを引っ掛け、チョンチョンとシェイクし口を使わせるパターン。このパターンで1360gのキッカーを含む2本のアイナメをキャッチ。ワームはロッククロー2"[エコギア]だった。
さらに、水深を求めて函館漁港に移動。外堤防のインサイドで、同じように堤防際から1~2m離れたところに点在する高さのないストラクチャーを丁寧に探り、ナイスサイズのアイナメを追加。無事リミットメイクに成功した。

3位 若井章弘[プロスタッフ]

アイナメ3本でトータル2790g。

ロッド: ロックフィッシュボトムTR RBT610LS[ノリーズ]
ルアー: グラスミノーM(カラー:#171)[エコギア]+イワシヘッド3/16oz(5.3g)-#1/0[エコギア]
リグ&メソッド: 入ったエリアは函館港内の堤防。メインパターンは、手返しを重視したジグヘッドリグのスイミング。活性の高い魚に的を絞った。フォローパターンとしてミノーS(カラー:#115)[エコギア]の5gライトテキサスによるリアクションパターンも用意していたが、グラスミノーのスイミングパターンだけでキーパーをきっちり揃える事ができた。
当日のキーは、岸際に群生する"コンブ"。目視できるコンブの際を丁寧に角度とスピードを変え、線で探った。結果、グッドサイズのアイナメをキャッチできた。

結果

順位 氏名 総重量(g) ポイント
1 兼田 大資 4320 100
2 経田 知樹 2870 98
3 若井 章弘 2790 96
4 渡邊 知哉 2700 94
5 藤田 真司 2700 92
6 宮崎 将輝 2600 90
7 清田 泰夫 2530 88
8 谷嶋 秀一 2300 86
9 成田  勇介 2270 84
10 山田 雄大 2230 82
11 駒谷 賢 2070 80
12 駒谷 貴代隆 1960 78
13 野田 侑史 1950 76
14 山田 長比古 1910 74
15 西川 貴法 1530 72
16 加藤 寿美代 1420 70
17 清水 優行 1360 68
18 五福 公人 1270 66
19 中山 剛 1240 64
20 鈴木 渉太 1170 62
21 宇留間 巌憲 1160 60
22 中川 悠衣 1120 58
23 上田 仁之 730 56
24 小林 良稚 710 54
25 宮島 達也 630 52
26 高 和矢 550 50
27 大森 秀樹 530 48
28 吉田 拓磨 530 46
29 佐々木 力輝 500 44
30 住吉 千穂 430 42
31 中村 允俊 400 40
32 三上 顕太 290 38
33 下山  誠 240 36
34 宮島 淳 20 34
  岩見 友弘 0 30
  岩戸 伯有 0 30
  半田 義博 0 30
  山本 重明 0 30
  下村  昌樹 0 30
  橋本 憲之 0 30
  大導寺 祐輔 0 30
  吉田 宣宏 0 30
  中川 順貴 0 30
  高畠 邦宏 0 30
  渋谷 信夫 0 30
  渋谷 美栄子 0 30
  佐藤 逸人 0 30
  根本 幸治 0 30
  松本 貴将 0 30
  蒔田 和稔 0 30
  村田 博光 0 30
  松井 智博 0 30
  加藤 省伍 0 30
  畑村 幹夫 0 30
  高橋 良彰 0 30
  田中 将之 0 30
  成田 大介 0 30
  川村 忠弘 0 30
  竹田 淳二 0 30
  土屋 秀敏 0 30
  楢山 明央 0 30
  松岡 諭 0 30
  中島 孝介 0 30
  山田 智則 0 30
  柏木 雅一 0 30
  山本 雅也 0 30
  小林 章 0 30
  川中 康裕 0 30
  只野 勝人 0 30
  川島 康史 0 30
  二階堂 圭一 0 30
  工藤 寛仁 0 30
  西川 雄哉 0 30
  中川 享祐 0 30
  中川 正光 0 30
  佐々木 元史 0 30
  玉川 正人 0 30
  中津 拓郎 0 30
  佐藤 太一 0 30
  小笠原 正実 0 30
  柳本 邦彦 0 30
  甲谷 辰徳 0 30